寝てよう日の遅いポタ

fleurette2011-08-28



 5時半に一度しっかり目覚めたにもかかわらず、トイレに入ってからベッドに直行、再び毛布の中に潜り込んで二度寝してしまった。その後も7時、8時と度々目が覚めたけど結局お昼近くまで起きなかった。今日はお天気。

 洗濯物は少ししかなかったけど、せっかくのお日様なので台所やトイレや洗面台のタオルを洗濯機に放り込んだ。今、ベランダにあるのはゼラニウムとバジルとサフィニアだけ。ガブリエルは与えた肥料がまずかったのだろうか、どんどん枝が枯れていってしまったので実家のバラの横に地植えしたが、果たして間に合っただろうか?部屋に置いてある挿し木したランタナはビミョー。やっぱり私には手のかからないゼラニウムが一番相性がいいようだ。プランターから青々とした葉が鬱蒼と生い茂り、溢れ出すような勢いだったので、葉っぱをごっそり切ってスカスカにしてしまったのに、また沢山花を咲かせ始めた。ゼラニウムたちを日の当たる場所に移動して、洗濯物を干し、遅いランチ。ジャガイモとベーコンがあったので、ジャーマンポテトスパを作る。うまし。

 太陽が傾いてくるとかなり涼しくなってきて、そろそろ昨夜のブレーキの調整具合を確認に行こうかしらと思いつつ、ダラダラしていたら6時を回ってしまった。リュックに入れておいたワンコのご飯が見当たらずどこにやったんだっけ?としばらく考えてから、この間車で出掛けた時のバッグを見たら出てきた。それをウエストポーチに入れて出発。

 角を曲がってしばらく進むと、チャコがまた一匹であるいていた。すぐ止まってウエストポーチからご飯を出そうとしたが、チャコはまだ警戒していて前の家の敷地の奥に入ってしまった。

 諦めて、ポタ続行。海岸通りの国道は土日出勤になった工場の帰宅ラッシュがまだ続いていた。いつものコースを通って海に出ようとすると前に一台の太めのチャリ乗り君が。後ろのチャリが気になるようで、チラチラと振り返る。二台で仲良く縦に並んでツーリングしてるみたいじゃない?と思っていると、太っちょ君は山側へ、私は海側へそれぞれの進む道へ。アデュー、あなたとは縁がなかったのねん。

 砂浜では、過ぎ行く夏の余韻をつかみ取れない若者たちがはしゃいでいて、その声がなんだか寂しく響いてきた。途中の自販機でスポーツドリンクを買って喉を潤し、そのすぐ横の狭い坂道を助走なしで上がっていると後ろから車の気配。ダンシング(立ち漕ぎ)に切り替えて上っていくと対向からサイドカーをつけたバイク。若いチャラそうなおにいちゃんたちだったが、この坂を下ったら海が見えるはずなのに、見えたのは後ろから車に迫られ自転車を左右にゆっさゆっさ振って立ち漕ぎしてるおばちゃん。目が点になってるぞ。

 前、素甘をオマケしてくれた商店が開いていたので入ってみると、海水浴客らしい家族連れがいて小さい店の中はいっぱいだった。後ろから「酒まん、ありますか?」と尋ねると売切れとのこと。あとはスーパーの前の和菓子屋さんだけど、今日は休みかもしれないと思いつつ、まあ、休みじゃなくてもこの時間じゃ閉まっているだろうな、と。酒まん、食べたかった。もう酒まんの季節も終わっちゃうんだ。明日、貪り食ってやる。

 ぷぅわ、というブレーキ臭を調整した後に気づいたその音は幾分小さくなったものの、ぷぅ、になり余計リアルな音になっていた。むむむ。

 小学校の裏を通り過ぎると、前方に小さいものが動いているのが見えた。チャコだ。今度こそご飯をあげなきゃ、持ち歩いてる意味がない。もうだいぶ暗い。ライトをつけたまま自転車を停めて、しばらくチャコと間合いをとりながらぐるぐるする。なかなか近づかせてくれない。ビタワンの蓋を開け道路の端っこに置いてみた。車が何度も行き交う。本当は原っぱの方に置きたかったのだけど…。自転車の方に向かって離れて行くと、チャコはやっと食べてくれた。頭がいい。容器はこの辺を一周して食べ終わった頃に回収に来ようとその場を離れた。が、戻ると容器がない。こまったな、と思っていると、街灯に照らされる境界の外の暗がりで、容器をくわえたチャコが私を見ていた。ああ、そこにいたのかと近づくと、またくわえたまま離れて距離をとる。その窪地に白いヤンキー車が停まっていて、よく聞くと真っ暗な中で低いエンジン音がしていた。誰か乗っている?チャコも動こうとしない。しかたがない、容器の回収は明日の早朝だ。みつかりますように。

 なついてくれたらいいなあ。お風呂でシャンプーしたりしたら噛まれるかしら?とか、ちょっと想像した。


18:00 出発

走行時間:0:52'34
走行距離:11.72km
平均速度:13.3km/h
最高速度:36.4km/h
消費カロリー:107.3kcal
積算距離:466.7km