二度目の東北行(前篇)


 3月末の連休、天候にも恵まれ釜石から南リアスで陸前高田、奇跡の一本松、気仙沼、そして一ノ関と行ってきたのですが、帰ってきてから疲れがどっと出たのか風邪をひいていしまい、自分でもびっくりするほど薄っぺらい体になってしまい、「食べなきゃ!」と、ふらふらする体で豚肉の生姜焼きをつくりおきしては毎食食べるという生活をしておりました。


 そして気がつけば、激やせする以前の平常の体重から5キロも肥えておりましたわ、はっはっはっ(涙)。


 体重をもどすべくジムに通っていたのですが(と言ってもウィークデイのうちの3日くらい)、何かが間違っているのでしょう、例によって足の筋肉がすごいことになり体重はさっぱり落ちません。あきらめました。最近では筋トレしながら、自分はいったいどこにむかっているのだろう?、と思うこともしばしば。でも、このへんではなかなかお目にかかれない目の保養が現れたのでガンバリマッス。


 さて釜石行に話を戻します。


 初っ端から寝坊して、あわや電車に乗り遅れそうになる。でも移動で一日つぶれる日なので乗ってしまえばこっちのもの。夕方釜石着。車窓から流れる景色を見るのが好きなのに睡魔に勝てず、ホテルにチェックイン後もお風呂に入ってすぐ寝てしまった。


 翌日は南リアスで終着駅の盛まで。義兄が海がきれいだから降りて見たほうがいいというので、女性の駅長さん?に海岸に降りられる駅を聞いてみたところ、三陸に震災で犠牲になった方たちの慰霊碑があるとのことだったので、「そこに行ってみます、ありがとうございます」と、途中下車の駅が決まった。



 釜石線の車両に乗り込み出発の時間まで座って休憩。運転士さんが乗り込み発車と同時にカメラを用意して先頭に移動。すると年配のオバサマ&オジサマの4人グループが「私たちも!」と隣にやってきた。



オバサマ「やっぱりこの電車に乗るのが目的で来たの?」

 私  「はい」(これじゃまるで「乗り鉄」じゃないか)

オバサマ「そうよねえ。天気もよくてよかったわよねえ」雑談が続く


運転士さんが言うには、「この時期に暖房を入れないで走るなんてあり得ないです」と。

途中の駅で、「ホームの柱に赤い線が引いてあるでしょ、あそこまで津波がきたんですよ」
え、え、と私が電車から降りて写真を撮るのを躊躇していると、オバサマが「撮った?まだ大丈夫よ、せっかくだからほら撮りなさい」と。



 オバサマ、ありがとう。


 三陸について別れを告げ、駅の売店の方に慰霊碑のある場所を再確認する。それにしても暑い、コートなんていらないくらい。


 慰霊碑に祈りを捧げてから、次の電車の時間まで休憩。





 駅に向かうと、慰霊碑のところで会った自転車の女性が輪行の準備をしていた。同じ盛行きの電車に乗り込んだのだけど、恋し浜(NHKのドラマで有名になったらしい)まで着いてから逆方向の電車に乗り込んだことに気づいたようで慌てて降りていた。この駅は記念撮影のスポットになっていて下車しない乗客もわらわらと降りていく。運転士さんも十分時間をとってくれているようだ。



 盛、着。この後はBRTで移動。




 てか、長い!もっと簡潔に書けないのか自分。てことで、続く。