1日で美術鑑賞2件、映画鑑賞2作品

fleurette2010-01-16



 ヴィターリー・カネフスキーの『動くな、死ね、甦れ!』を見逃したくなくて、なんとしても当日券を手に入れるため頑張って平日よりも早めに家を出、珍しく午前に東京入り。

 が、その割には「なんとかなるべ」と、東京都美術館で初日の「ボルゲーゼ美術館展」を鑑賞。ラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」もそうだけど、カラヴァッジョの「洗礼者ヨハネ」を観て「随分不細工なヨハネだな…」とつぶやいてしまったり。一番よかったのは展示されていたものではなくて、映像で紹介されていたボルゲーゼ美術館内に設置されてあるベルニーニによる「アポロンとダフネ」の彫像、美しかった!!
 ダフネがアポロンの求愛を拒み、まさに月桂樹の木に移り変わろうとする瞬間を捉えた作品。キューピッドも罪なことするなあ、と。(そもそもキューピッド(=エロス)がアポロンにはダフネ愛する矢を、ダフネにはアポロンを嫌う矢を射ったことによる。それからアポロンは常に月桂樹の葉で作った草冠をつけてるわけ)

 観終わって昼食をとってから渋谷入り。相変わらず殺意を抱いてしまうほどの人だかり。人の波を潜り抜け、いざユーロスペースへ!あっさりと、整理番号4をゲット。それから、ホントは『(500)日のサマー』を観たかったのだけど、移動が面倒になってしまったのでBunkamuraで15:00からの『ヴィクトリア女王 世紀の愛』を観ることに。上映時間までは、「愛のヴィクトリアン・ジュエリー展」を観る。チープな衣装の年齢高めのゴスロリがお手本を見てお勉強しているらしくうるさくてかなわなかった。しかも絵画と違って小さいのでなかなか進まず、イライラッと。そもそもジュエリーになど興味がない。じゃなぜ入ったワタシ?しくじった!という、時既に遅し。

 17:30、ワタクシに是が非でもお会いしたい!(←嘘)というid:chdさんからメールを頂き、プチオフ。わざわざテキスト庵10周年オフ時の画像を用意して下さってました。ありがとうございます。これで少し参加できた気分。憧れの方はザブングルの片方の人に似てるという噂はかねがね漏れ聞こえていたのですが、なんとなんと、ほんとうにそうでした!(これだから噂はあなどれませんネ)でもとても優しそう、イメージ通りの方でした。小一時間ほどお話してから別れ、ワタクシはメインイベントの会場であるユーロスペースへ。いささかハード過ぎた1日でしたが、それなりに充実しておりました。