ツール・ド・フランス 2013 第18ステージ
記念すべき100回大会でフランス人がやっとステージ優勝。今年はなんかエバンスとかコンタとかシュレク(あと山岳が得意なはずのボクレールも)とかの有力選手が奮わないのだけど、その代りというのか、いろんな人にチャンスが巡っているような。
ラルプ・デュエズのあの激坂を走ってる姿にはもうただただ感動して目頭がじーんと熱くなってきたり。人の体ってのは、天文学的数字の細胞が詰まっていて、その中では常に変化を起こっていて(時にはビッグ・バンとかも)、ほんと宇宙そのものだよな、なんて考えてたら、ああそういやミクロコスモスっていうんだっけ、とか、雄大な緑の山の九十九折の坂を流れていくカラフルなプロトンを見ては、これも宇宙の出来事の一つなんだわ、と睡眠不足でなくてもよく回らない頭の中でそんな思いがぐるぐるまわってきたのでした。
飛び出していた先頭集団のモゼール、ヴァンガーデレン、リブロンの3人が下りに入ってからは、「こわいー、気をつけてー」とテレビの前で喚いたり。そしたらほどなくリブロンがコースアウトで落車。怪我がなくてよかった。チェーンがひっかかって?マシンを降りたため遅れたのに追いついてその後ずっと独走したヴァンガーデレン。最後はリブロンに抜かれちゃった。けど、リブロンはゴールした時に感極まって両手で顔を覆って泣いてた。彼は運命を信じてるんだって。表彰台ではとてもいい笑顔だった。
フルームはこのステージでいろんなことを学んだんじゃないかな。リッチーの献身。アシストの鑑、いや神様だね。
オランダのイカれたファンたち。お酒で酔ってるだけじゃないんじゃない?マリ○○ナ入りケーキでも持ち込んでるんじゃ、というようなバカ騒ぎ。接近してバナーを振り回してるから、車輪に絡まったどうするんだよ、とヤキモキしてしまったわよ。
ステージ優勝:クリストフ・リブロン(フランス アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)
2位:ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ BMCレーシングチーム)
3位:モレノ・モゼール(イタリア キャノンデール プロサイクリング)
●マイヨ・ジョーヌ
クリス・フルーム(イギリス スカイ プロサイクリング)
●マイヨ・ヴェール
ペーター・サガン(スロバキア キャノンデール プロサイクリング)
●マイヨ・ア・ポワ・ルージュ
クリス・フルーム(イギリス スカイ プロサイクリング)
●マイヨ・ブラン
ナイロ・クインターナ(コロンビア モヴィスター チーム)