『雨の朝パリに死す』(1954/DVD)


監督:リチャード・ブルックス
出演:エリザベス・テーラー、バン・ジョンソン


子供の頃にテレビで見て断片的に覚えていた映画とどうやら間違えて借りてしまったもよう。i今思えばあれはモノクロだったし。ラストの雨の中で女性が死んでしまうというそのシーンだけが強烈に残っていて、それがこの『雨の朝パリに死す』という邦題といつの間にかリンクさせてしまっていただけみたい。


フィッツジェラルドの短編は読んでいないので映画としてだけ触れると、なんか今流行っている韓国のメロドラマみたい。妙にオドケテみせたりダブル不倫してみたり、急にシリアスになったかと思うと子役を使って泣かせたり。エリザベス・テーラーは綺麗だけどどうも内容が薄っぺらい。贅沢三昧な暮らしをしていながら小説が売れないって八つ当たりされてもなー。


エリザベス・テーラーの映画なら今度は『バターフィールド8』を借りてみよう。