『ボーイズ・ドント・クライ』(1999/DVD)


監督:キンバリー・ピアース  
脚本:キンバリー・ピアース、アンディ・ビーナン
出演:ヒラリー・スワンククロエ・セヴィニー


性同一障害の女性が殺されるという実際の事件を映画化したものと聞いて、あの『ビバリーヒルズ青春白書』のヒラリー・スワンクがオスカーを取ったと聞いてもなかなか観る気になれなかった作品だが、二度目のオスカーを取った『ミリオンダラー・ベイビー』を観て、スワンクの作品としてやっと観る気になった。


内容はもう残酷。思ったのは、ヒラリー・スワンクという女優は、孤独を抱えて生きてきた人間がやっとの思いで希望を掴みかけた一瞬、その刹那の表情が心に突き刺さるというかあまりにもナチュラルで息を呑んでしまうという、つまり類稀な才能の持ち主だということを改めて確信したわけです。


クロエさんのイッチャッテル表情も見てるほうが恥ずかしくなってステキでした。(どうでもいい)