『サウンド・オブ・ミュージック』


1965年・アメリカ(製作40周年記念ニュー・プリントデジタルリマスターバージョン)
製作・監督:ロバート・ワイズ 
製作:ソール・チャプリン 
脚本:アーネスト・リーマン 
出演:ジュリー・アンドリュースクリストファー・プラマーエリノア・パーカーリチャード・ヘイドン


 5分遅れで20時からのレイトショーに。スクリーンに映し出された大自然、壮大な景色に圧倒されながら席につく。何度も観てるような気になっていたけど、それはテレビのお話。劇場で観るのは初めてであることにあらためて気づいた。CMなどで普通に耳に入っていた馴染みの曲、ああこれも『サウンド・オブ・ミュージック』だったのか、とか。3時間があっと言う間。一番下の末娘がトマトを落としてベソをかくとマリアが無言で、泣いてはダメよ、と。ぷっくらした頬に笑顔が戻る。なせかこのシーンで、ジンと目頭が熱くなったりしてしまった。"Auf wiedersehen, darling."とトラップ大佐に別れを告げる婚約者の男爵未亡人。「私に必要なのはいつも私を必要としてくれる人なの」のセリフ。泣けるね。

 撮影を見に来たマリア・フォン・トラップ夫人ご本人がエキストラでほんのちょっと出演してるのだとか。何年か前にテレビでトラップ一家合唱団のその後を追った番組を見たことを思い出す。