恒例の日記でございます


さて、毎年高齢の、いえ、恒例の日記でございます。


来年こそはアイルランドとかに短期留学(遊学ともいう)するつもり。短期といっても2週間なんてのはただの観光旅行に過ぎないので、最低でも2、3ヶ月くらいは滞在する予定。なぜアイルランドかというと、クローバーの国だから。つまり深い意味はなく、直感で。もちろん、その間に近隣諸国漫遊てオプションもあるのです。


私は前世がポルトガル人らしいので、まずはイベリア半島から攻めます。ファドを聴いて、スペインへ南下。セビリアでは仕事で知り合ったイスパニョ〜ラ人に案内をして頂く所存です。プラド美術館は必須、で、本場でフラメンコの基礎を習う。ジブラルタル海峡からアフリカ大陸を眺め気が済んだら、ピレネー山脈を越えておフランス入り。

今回は南下してプロヴァンスコート・ダジュールへ。で、モナコ公国で賭博の味を覚える。お次はイタリア、シチリアってどうなんだろう?フィレンツェは是非。アルルからはスイッツァランドか。うーん、ココは物価が高そうだから一泊してレマン湖のほとりを早朝散歩したらオーストリアへ行っちゃおう。て、地図も何も見ないで書いてるので順路は適当。ザルツブルグとかでオペラとかクラシックを堪能し、音楽的素養を身に付ける。(無理)

プラハもステキな街らしい。あの橋の上からの景色が素晴らしいらしい。ドイツへ入っていよいよ復路。ミュンヘンでビールを一気飲み、それからルードヴィヒの白鳥城をもう一度観に行く。ヴィース教会で式とか挙げられたらしあわせ。(完全妄想の領域)バーデンバーデンで温泉につかり、ひと時の休息。疲れたお肌の血行もよくなったところで、ベルリンで天使と恋に落ちる。ベネルクス三国を一緒にまわり、ベルギーではチョコレート三昧の節操のなさから、実年齢に反比例するかのようなニキビ面を披露して天使に逃げられる。失意のままドーバーを自棄になって泳いで渡りきり新記録達成。

が、孤独の戦士に記録などなんの意味もなく、ハイランダーとしてスコットランドへ一っ飛び。大自然に抱かれ、悟りを開く。「自然に帰れ」そう、ルソーは偉大だ!と勘違い甚だしく「私はウサギだ!」と、ピョンピョン荒地を跳ね歩き、辿り着いたところはピーター・ラビットの生まれた湖水地方。思わず飛び込んだ湖で、「私は誰?ココは何処?」と、我に返ったのか、返らないのかわからぬまま、アイムソーリー、ソーソーリーと、ソーリー村で療養生活。

ビアトリクス・ポターワーズワースを読みふけり、気持ちが落ち着いてきたところで「そうだ、私はオイロパへ冒険に来たのではなく、アイルランドへ留学したのだった」と思い出す。村人に礼をのべてダブリンへ。が、本田宗一郎ファンならば、やはりマン島へは一度は行かねば!と寄り道。が、私にはバイクの免許がない。国際免許の申請も忘れたこともあり、ひとり徒歩でコースをまわる。近隣諸国漫遊の旅を終え、本来の目的である勉学に勤しむためアイルランドへ。

が、浦島太郎よろしく、アイルランドに戻った時には既に3ヶ月という時間が過ぎ、出国前となんら変わらぬブロークンな単語を並べただけの英会話力のまま帰国の途に。機内食を食べながら「そもそも英語は苦手なのよ!これからはロシア語よ!」とフロイトさんもビックリなエクスキューズを。


さあ、上記のことが現実になるか否かは全て「年末ジャンボ宝くじ」にかかっている、というオチはご贔屓さんなら全て「お見通し」ということです。結果はもう出ているはずですが、それは明日までのお楽しみということで。


それでは皆様、よいお年を。