お墓参り/そそっかしい


例によって午後の目覚め。着替えてテレビを見てダラダラして、部屋の掃除をしてワンコと散歩。そしてまたテレビをダラダラ。やばい。図書館から借りた本4冊、まだ全然手をつけていない。が、テレビをダラダラ。夕方、5時を過ぎても外はまだ十分明るかった。


「お墓参りに行こうかな」


先月末に亡くなった祖母とT君のところ。着替えて車に乗り込み、まずお供えの花を4束、お線香は仕事帰りにいつでも行けるように買っておいたもの。まず、T君のところ。だいぶ日も傾き始めていた。軽く掃き掃除をしていると小さな赤い実が点々と落ちていた。南天?にしては季節が…。
生けてあった花から枯れたものを取り、水を換えてから持ってきた花と一緒にまた生ける。その外れにはT君のお母さんが持ってきた庭の花だろう、アルミで包まれたビンに、百合と馬酔木と千両。赤い実は千両の実だった。


次に祖母のところ。向かった時にはもうすっかり暗くなっていた。駅前通りの桜がライトアップされ、花見客による渋滞。
真っ暗な坂道を登って行くと、祖母の墓は月の光に明るく照らされていた。同じようにお花をやっている時、T君のお墓に掃き掃除をした時のゴミや枯れた花を入れたポリ袋を置いてきたしまったことに気づいた。あの世で「相変わらずだなあ」と笑っているか。
「作法もよくわからなくてごめんね」と言い訳しながら、祖母のお墓にお水をかける。線香に火をつけるとやたらつきがよくて、すぐに燃え上がってしまう。何度も何度も線香を振って炎を消そうとするがすぐに火がついてしまうのだ。


「くそ、安物だからか、こら、消えろ!(T君にあげたものと)同じものなのに、なんでこんなに燃え上がっちゃうんだ!」


お線香は吹いて消してはいけないと知りつつも、小分けにして振ったり吹いたりして燃え上がる炎をなんとか消してお供え。


「ごめんねえ、おばあちゃん孝行できなくて」


祖母のお墓を後にして、またT君のお墓に忘れてきたゴミ袋を取りに引き返す。
「笑うな」と言ってから、お墓の前で手を合わせる。


公園のすぐ近くなので、ついでに展望台に登ってみた。子供の頃よく花見に来たところなのだけど、あの頃よりも桜が少なくなったような。こんなもんか、と思いながら勢いよく階段を駆け下りた。


その帰りに、ユ○クロでチノパンを1つ購入。姪っ子が来た時に、穿かなくなったジーンズなど7本をごっそりあげてしまったので、穿き古しの所々破れたブルージーンズ2本と黒のスリムしか持ってなかった。それと、そのすぐ近くのドラッグストアで春夏用のファンデーションを。


家に帰ってから、新しいファンデーションをパクトケースに入れようとするも、使っていたファンデがなかなか取れない。思いっきり力を入れたら手が滑って落としてしまい、残っていたファンデが粉々に飛び散った。きー。


入れ替える時、外れないように何かしたんだな、私。これは「そろそろパクトケースも新しいものに変えなさい」というお告げだろう、と、ポイとゴミ箱へ。で、こうなると、我慢できずに新しいパクトが今すぐに欲しくなる。9時を過ぎていたけど、車で近くのドラッグストアへゴー。10時過ぎに家に戻り、るんるんしてファンデをセットしようとすると、すると、ケースがなんかデカ過ぎて、ファンデが中でカラカラ揺れるんですけど…。


「固形乳化タイプのファンデーションがセットできます」(説明書)


こ、固形乳化タイプって?! 知らないよ、んなもの!
ケースはコレしか置いてなかったもの!きー。