『ダ・ヴィンチ・コード』


2006年 
監督:ロン・ハワード
出演:トム・ハンクスオドレイ・トトゥイアン・マッケランジャン・レノポール・ベタニー


原作は読んでいないのですが、究極の謎であるべきイエスの系譜がいとも簡単に序盤にバレてしまう作りはどうなんでしょうか。前評判がよくなかったわりには、まあそれなりに観ることは出来ましたが。


オドレイ・トトゥの起用はどうなんだろうか。私は「声」というのは、それを必要とする映画や舞台おいては、役者にとってかなり重要な要素だと思っているので、彼女の声が美しくないというかミス・マッチな気がしてならなかった。子どもの頃に見た『エデンの東』のジュリー・ハリスの低すぎる声にガッカリした時のことを久々に思い出しました。


が、それとは逆に、シラス役のポール・ベタニーの狂気は『ディア・ハンター』の時のクリストファー・ウォーケンを彷彿とさせました。なかなかの演技。