カイ・ニールセン


もらった図書カードでアーサー・ラッカムの画集でも買おうかと本屋へ行くも、お気に入りの絵が掲載されているものがなかった。その画集を調べているうち、遠い昔に何気なく手にした絵の美しさに衝動買いしてしまったカイ・ニールセンの『太陽の東・月の西』という北欧伝説の本のことを思い出した。数年後、その大事にしていた本を人にあげてしまったことを今更ながら悔やむ。既に絶版になっており手に入らない。
ところが、だ。なんとネットでその『太陽の東・月の西』をまるまる掲載している素晴らしいサイトを発見してしまった。管理者様には感謝するばかり。
ピアズリーや浮世絵の影響を受けていることはその絵を観ればすぐわかるが、それだけではない幻想的な世界が広がっている。私は特に「泣き崩れる娘」の絵が好きだ。

http://pinkchiffon.web.infoseek.co.jp/nielsen.htm