僕とあの娘


オッチョコチョイな私は、かつて大好きだったサイトの管理人さんを調子にのってスットコドッコイ呼ばわりしたあげく、まあ当然のことではありますが、嫌われてしまいました。


彼の書く物(小難しい学問的なテキストを除いて)、テイスト、センス、そしてすごい自信家と思いきやそうでもなかったりするところが好きだった。


孤高の人」とかよく書かれていたけどそんなこともない。メールを送ればぶっきらぼうで素っ気ないけど必ず翌日には返信がきたもの。


感性の鋭い人だから、私のような空気を読めない人間と不用意に関わることで被ってしまう煩わしさをぶつけてしまわないように、冷めた物言いをしていたんじゃないかと。


初めて訪れた時に恐る恐る開いた『自殺』というコメディー(アレは立派なコメディーだ)を読んだ時、救われた気がした。感謝の気持ちを伝えたく(押し付けたく)なって、勇気を出して送ったメールの返信は、ひらがなで


「のっと あっと おーる」


忘れない。
私はやっぱりMなんだ。マリちゃんの当たりを認めざるを得ない。