永遠という名の変と不変


ベッドの横から聞こえてくるテレビの音でお目覚めの休日。気がつけば、電気もつけっぱなしだ。頭を起こして充電器に目を向けると、そこにあるはずのケータイがない。

子供の時の苦い思い出がふと過ぎり、一瞬凍りつく。慌てて布団をめくりあげると、まずテレビのリモコン、そして開いたままのケータイが。折れてない、大丈夫、無傷だ。

ネットに繋いだまま寝てしまったようだが、そんなことはどうでもいい。だってとっくに定額に達している。なにせこのブログ、毎回慣れないケータイで更新してるのだ(だから誤字脱字が多い、と言っておこう)、2、3日ですぐ限度額いっばいになってしまう。そんなことより、ケータイ本機が壊れることのほうが痛い出費になったはずだ。

安心して、昨夜部屋干しした洗濯物をベランダにだそうとカーテンを開けるとベラボウにいい天気じゃないか。どうしよう何処か出掛けようかと思うも、『トリック』の再放送など見てしまう。そして気がつくと、午後の4時を回っていた。

Pちゃんたちがやって来るのは夜の10時頃。急にバーマをかけに行くことを思いついた。去年の夏に60年代のヒッピーみたいなヘアスタイルにされ、それから伸ばしっぱなしにしてオヘソの位置までに達した髪を小学5年生の姪っ子(Pちゃん)に15センチほど切ってもらったままだった。

車で10分くらいの所にある、姉妹でやっている美容室へ2年ぶりに行ってみた。二人とも垢抜けてキレイになっていた。そんなにウデがいいわけではないが、余計なことを話し掛けてこないで黙々と仕事をする彼女たちに好感を持っていたからだ。

相変わらず、美容師との意思の疎通は難しいと感じながら、期待していたマッサージもないまま終了。それでもまあとりあえず合格点を。

二人が独立する前の店にいた時、彼女たちの手は荒れに荒れていて、それがとても痛々しかった。が、キレイになった二人を見てホッとしたのは(はた迷惑な)親心というものか?

が、相変わらず手を動かしている最中は何も話し掛けてこない。