オババカ、林家パー子に変身


 K太が無事に試験を終えることができたのか気になって、妹に探りの電話を入れてみた。


妹:うん、試験会場までは無事に行けたみたいよ。

私:ハッハァー!

妹:それが聞いてヨ!明日が試験本番だっていうに、いつも朝学校に行く準備してるからって何の準備もしないで寝ようとしたんだってよ。それでBちゃん(姉)がキレちゃって、「バカか、お前は!」って泣きそうになりながら一緒に準備してたら、ペンケースが布製なのに気づいて「コレじゃあ鉛筆の芯が折れちゃう!」って、夜、わざわざツタヤまで鉛筆のキャップ買いに行ったんだよ!でも、結局売ってなくて…。ぷ、ククク。Pちゃんのピンクのカワイイ絵の描いてあるキャップつけて行ったんだよ。

私:ハッハァー!

妹:で、朝はみんなから貰ったお守り、落っことしまくってたし。

私:ハッハァー!

妹:Bちゃん、今晩はK太を抱きしめて寝るんだって!

私:ハッハァー!

妹:だから「やめろよ、ババア」って言ったら、「え?Kちゃん、今、何て言ったの?」、「うるせぇんだよ、クソババア!」って、アタシがK太の心の声を代弁してあげたの。(笑)

私:ハッハァー!

妹:K太ってば「いやいや、オレは何も言ってないから」って、ニヤニヤしてんの。

私:ハッハァー!


 ハア、私が抱きしめて寝てあげたいっ!
おバカだけど、ホントに優しいいい子なんだ、K太は。まだ小学生だった時に一緒にベッドに寝ていたらムクッと起き出したのでトイレかなと思ったら、寝たフリしていた私のホッペにチュッすると満足したようにまた布団に入っておとなしく眠りについたK太がそりゃ可愛くて可愛くて…。今は森三中の大島に激似だけどネ!

ハッハァー!