停車しているのならウィンカーではなくハザードランプを


 雨脚が強くなってきたため、高速にのる時母に「80キロでね」と言われたが、そこはやはりその時の状況によって速かったり、速かったりでしょう、と。
 遠い昔、私がナビを担当しアウディシュバルツバルト(黒い森)をアウトバーンにのって駆け抜けたことがあるのですが、その時の恐ろしさといったらあーた、とても言葉では言い尽くせません。
 何せ黒い森!しかも夜でしたから一寸先は闇、つか真っ暗で景色も何も見えない。だってライトがないんですもの。頼りは自分の車のヘッドライトに反射するちっこいデリネータのオレンジ色の灯りだけ。それでも140キロは出していたと思ます。後ろから時折やって来る車に「何モタモタ走ってんだ」て感じで抜かされるから。先に行ってもらったほうが道案内になるからいいんだけど、アイツらすぐ見えなくなっちゃうんだ。
 でも、彼らはアウトバーンを降りて一度市街地に入ると人が変わったように、ゆったりとマナーよく走った。そのメリハリの良さは今でもお手本となっている。
 私は常々、人を簡単に死に追いやることが出来てしまう車の運転免許の試験はマークシートではなく全て記述式の問題にし、自動車学校はもっと教科の授業にも力を入れて最低限必要な道路交通法、運転マナーやルールをしっかり指導してほしいと思っている。事故の多いワースト常連の都道府県は、自動車学校の質が悪いということではないだろうか。
 私に言わせれば、事故を回避するためのもっとも基本的な「早目にウィンカーを出す」、これすらできないドライバーは論外、運転する資格なしだ。