Pale Flower


 昨日、家に着き郵便受けを開けるとダイレクトメールの中の一つに目がくぎづけになり、思わず「げっ!」と叫んでしまった。役者をしている友人からの公演のチラシで、それ自体は珍しいことでもなんでもないのだけど、ただ場所が…。
 ああ、どうしよう。なんだか今年に入ってからいろんなことが一巡して振り出し、というか禊をすませてきれいさっぱりやり直せと言われているような、まるで再出発を促されてるみたいだ。これは好機と捉えるべきなのか。でも、怖い。裏切り者だからな、私は。
 ただ今はもう代替わりしているから、バッティングすることはないかもしれない。バッティングなんて言葉を使ってる時点でダメダメじゃんねぇ。Cさん、体は大丈夫だろうか?Sさんも。お二人とも、もうけっこうな年だからなぁ。あんなに可愛がってもらったのに…。もしSさんに「フルさん、ちょっと肩揉んで」って言われたら、喜んで揉んじゃう。ていうか、泣いちゃうな、きっと。