聖バレンティヌスの災難

fleurette2010-02-14



 今朝はこんな感じの雪だったので、父たちと一緒に昨日のうちに帰った方がよかったかしらとドキドキ(なにせ電車はすぐ止まっちゃうからな)。が、やはり予想通りに晴れてきて、『ワンピース』を見るため起きてきたPちゃんは気が気じゃなくて、お昼ご飯を食べたら雪合戦をすることになっていた小学校まで見に行ったのだけど、しばらくして「雪、全然なかった…」とがっくりと肩を落として帰ってきた。
 しかたがないので、バレンタインのクッキーを一緒に作ることにした。材料を買いにPちゃんと自転車で近くのスーパーへ。チャリに乗るのは久しぶり。気持ちよかった。
 家に着くと、Pちゃんは早速エプロンをして分量を計った薄力粉と砂糖とココアとバターをボウルに入れ、なぜか泡立て器を手にして「白っぽくなるまで混ぜなくちゃ」と言う。私は「ん?白っぽく?」どう考えても無理だろう、意味わからんとPちゃんが読んでいた本を確認した。
 「Pちゃん、最初はバターと砂糖だけだよ。じゃないと白っぽくならないよ」と言うと、たちまち半ベソになって泣き出したので、「大丈夫、フルにまかせて!」と、まだ未投入だった卵黄も混ぜて素手で充分にこねた。
 本当は絞り出しのクッキーを焼きたかったらしいのだけど、それは我慢してもらってハートと星型のクッキーに変更。サクサクの美味しいクッキーに仕上がった。一先ず安心、昨夜のチュウ15回分の役には立った。
 午後7時の電車で帰宅。1時間半揺られて疲れてしまったので、駅からはタクシーで。バスの4倍の料金だけど荷物が多かったし(姪っ子たちが誕生日のプレゼントをくれた)、疲れてもいたのでアパート横づけはやはり楽チンだった。
 そしてまた例の腕時計を忘れてきた。あったこと自体を忘れたいのだが…。