ハート・ロッカー
2008年 アメリカ
監督:キャスリン・ビグロー
いやぁ、面白かったなあ。説教臭くないし、何しろ戦争映画っぽくない。骨太の男映画でありながら、無駄なセリフを削ぎ落し感知するというある意味繊細な作品に。スーパーマーケットのシリアルコーナーで途方に暮れるシーンでは、なぜかイギリス映画っぽいなあとケン・ローチを思い出したり。いえ、私などケン・ローチ作品の何も知りませんが。(キャスリン・ビグローについてはもっと知りません!)
オスカーで何の問題もないでしょう。
最終の回を一人で見たのですが、ガヤガヤ騒がしく入ってきたバカ者四人組が、予感的中と申しましょうか、ワタクシの後ろの席につきまして、真後ろに座ったクソガキ、いえ、バカ者の一人がワタクシの背もたれを何度も蹴ったり押したりしてきまして、ココで感情的になってはただのオバちゃんになってしまうと、平常心を保ち気にしないようにしておりましたが、これが五度六度と続きますと自然と目が細くなってきまして、そんな時にまたズゴッと。
「コゾウ……」(超低音で)
あんなに爆音が響いてたのに、そう呟いた時、場内は無音でした。orz(←初めて使った)
その後、座席を蹴り上げられることはピタッとなくなりましたので結果オーライ。ああ、よかった!