それはナインじゃない、と誰か言って


 連休最終日、宿題を必死で終わらせたPちゃんが『Gフォース』を見たいと言うので、映画組とお買い物組に別れて近くのショッピングモールに出掛けることになった。
 映画組のチビたちをシネコンまで連れて行った時のこと。上映時間が載っているボードの前で


妹:ちょっと、『Gフォース』ないよ!やってないんじゃないのぉー!
A:ホントだぁ。ない〜。


 鋭い目で私を睨みつける妹とAちゃん。そして、悲しそうにボードの前で立ちすくむPちゃんの姿が…。


私:そ、そんな。ちゃんとあったよ。確かにケータイで調べたから見づらかったけど…。(しどろもどろ)

妹:あ〜あ〜、やっちゃったよ。

K太:アンタたち、ちゃんと見なさいヨ。ココ(上から2番目)にあるでしょっ。(呆れて)

私:ばぁか、ばぁか、ぶぁあ〜かっ!(妹たちに向かって)

K太:もぉ、アンタも止めなさいヨ…。(更に呆れて)


 K太、大人になったな。4月から高校生かぁ。それにしても、咄嗟に口から出たとはいえ(だからこそ重症なんだが)、明らかに己の年齢を無視した言動に自分でも吃驚。精神年齢15才と称し、サザエさんファミリーで言えばカツオの役どころかと思ってはいたが、実際は『NINE』以下かも。カモカモカモ〜♪