新書について

fleurette2010-05-22



 夕方、高速バスに乗り込む。オールナイトに備えて昼の間に少しでも寝ておくべきだったと後悔するも時既に遅し。20時過ぎに東京着、駅で夕食を済ませ池袋までの移動時間を考慮しても開場時間の22時30分にはまだまだ時間があった。いつものように本屋に入って暇つぶし、すると10年以上も前に流行ったビジネス書のドラッガー本が山積にされていて驚いた。
 ああ、例の野球部のマネージャーがドラッガーを読んだらナンチャンラカンチャラっていう本のせいか、と笑ってしまった。かく言う私は、その当時、多分一番ビジネス書を読んだ時期だったと思うのだが、テレビでドラッガーの特番を見たりして『プロフェッショナルの条件』(P.F.ドラッガー著)、『怒れ日本の中産階級』(カレル・ヴァン・ウォルフレン著)、『21世紀へ』(盛田昭夫著)、『ホンダ伝』(井手耕也著)などを購入しておりました。と言っても、その2、3年後にはドラッガーはもう年だ、古い、とか囁かれたりしていましたから、余計なぜ今ごろドラッガー?と。
 で、クレメンス・マイヤーの『夜と灯りと』があったら買いたいと思っていたのですけど見つからず、代わりに『エデン』(近藤史恵著)を。大好きなツール・ド・フランスのお話であると知っていたので即買い。外出先で文庫ではなく新書を買ったのは久しぶり、高い大きい重いの三重苦、その一冊の重みでただでさえパンパンに膨れ上がっていた鞄は容赦なく私の左肩を痛めつけた。