いっそアフロかドレッドヘアに

fleurette2010-06-19



 玉葱がキライです。でもオニオングラタンスープはスキです。しかしポテトサラダに入っていたりすると最悪です。なんでオマエはこんな少量でありながらツーンと鼻につく異臭とシャリ感でせっかくのポテトの風味をぶち壊すのだと。
 ええ、いい年ぶっこいて玉葱大嫌いです。でも料理に入れると美味しくなるのは知っているので、ハンバーグを作る時もカレーを作る時も、玉葱はみじん切りにして予めオイルでアメ色になるまで炒めておきます。もしくはできるだけ薄く切って口の中でスッと溶けるくらいに煮込みます。
 本日もカレーを作ろうとフライパンでじっくりとみじん切りした玉葱を炒めておりました。色が変わってきたところで、洗っておいた煮込み用の鍋を隣のコンロに置き火をつけて水気を飛ばしておりました。
 ちょっと放置し過ぎたかしらと思いながら、その深鍋にサラダ油を投入した時でございます。跳ねた油に引火、具材が何一つ入ってないていうのにフランベ状態に!
 すぐおさまると思ったのに、深鍋からブォォーと火柱が上がり、こ、これは火災が起こる原因とかでよく見られる再現VTRと一緒だわん!と。落ち着け、まずコンロの火を消すのだ私!(といっても、隣のフライパンの方の火は消してない)
 が、益々炎が大きくなるのを見て、こ、この状態で水を入れたらやばいよな、でも揚げ物じゃないし…としばし逡巡。まるでハリポタみたいだと思いながら、火を噴きだす魔法の鍋を掴み、燃え移るものが近くにないことを確認して、いつでも水を流せるようシンクに移動。
 水を投入するにはまだちょっと躊躇われた。そうだ、酸素無くしちゃえばいいんだ!と燃え盛る鍋の両側の取ってを掴み逆さにひっくり返したのでございます。
 そしてやっと鎮火。熱を取ろうと鍋に水をかけるとジュワッという音とともに白い煙りがモコモコと立ち上がるのを見て、そういや、あんなに火柱が上がったのに火災報知器が鳴らなかったなあと、はたと気づく。換気扇を点けてたからかしらん。
 ウチの火災報知器は過剰反応で、シャワーを使った後ちょっとドアを開け放しているとすぐに「カジデス、カジデス、ウィーンウィーン(警報音)、カジデス、カジデス、ウィーンウィーン」とバスルームからの湯気にすぐ反応するのだ。そのたびに「湯気です、湯気です」といいながら消すワタクシ。まあ、とにかくご近所にご迷惑かける事なく済んだのでホッとした。
 しかし、だ。換気扇をずっと回しているにもかかわらず、異臭が消えない。おかしいわん、何にも燃え移っていないのに変ねえ、と首を左に傾けますと、どわっ!ワタクシの髪が茶色くチリチリになっておりますわん!
 後で気づいたのですけど、腕にも小さな水ぶくれが何箇所か。きっと鍋をひっくり返した時だ。今思えば、鍋をひっくり返すなどという荒技をせずとも、ステンレス製の蓋をすればよかっただけなのでは…。
 ということで、またしても、チョッキン、チョッキン、チョッキンナ〜と。(泣)
 ワールドカップ?そんなもん知らんがな!