いつかお爺様が…

fleurette2010-07-22



 ドラマのような夢を見た。売れない画家とその恋人の間に、ワタクシがまさかの横恋慕。なんとか画家に取り入ろうと、作品のモチーフ(これが花なんだな。花の絵しか描かない)となる花の名を次から次へと上げている。

 菖蒲は?藤とか…、あ、蓮なんてどう?

 蓮だってえ?マジで言ってんの?キミ、蓮のホントの意味知らないでしょ!と、バカにするようにゲラゲラ笑い出した。

 あ、間違えた、蓮じゃなくて睡蓮、睡蓮だった。

 睡蓮てモネの代表作じゃん。オランジュリー美術館のアノ丸い部屋に2回も行ってるくせに、よりによって睡蓮。アタシは喧嘩売ってるのか?いや、違う。超テンパってるだけだった。

 赤い花がいいかと思ってるんだけど。

 ア、アザレアは?アザレアっていうか、日本の山ツツジ。ちょっとオレンジっぽいけど。

 あ、いいかも。

 そこへスーツをビシっとキメた恋人さん登場。すごすごとその場を離れ部屋の隅っこの椅子に座って、チラチラと二人を観察。そうしてるうちに、へ?と画家に目が釘付けになる。

 だ、誰だコイツ?!フツーに不細工(南海キャンディーズの山ちゃんに激似)じゃん!何?さっきまでの、オレ超カッコイイ的なものの言いようは!あ"あ"?ワタクシのトニー・レオン似のアーティストは何処?何処にいるのぉぉーーっ?!

 と、ちょびっとばかし倒錯した夢でした。あー、楽しかった!


 午後、ちょっとトイレに篭っただけで汗がダラダラ流れる猛暑の中、所用にて役所へ。
 なぜか知ってる役人に出くわしそうな予感がして、カウンターの向こうを探してみる。いないなーと、椅子に座っていると「フルちゃん!」と、驚いてひっくり返ってしまった女性の声。おおー、アナタは小、中、高、予、大と一緒だった唯一の幼なじみサンではありませんかっ!(公務員ではなく、たまたま来ていた)

 どこの国籍のヒトがいるのかと思ったら…、今何してんの?

 ぷー。

 などと近況報告を一通り済ませた後、就活なんてやめて婚活せい、アタシは枯渇してるけどね、ガハハと。

 うーん、職場とウチの往復しかできないワタクシには無理なお話。だから、決めたの。私、ハクビシンに乗ったお爺様を待つことにした。それならまだまだ、いえ、いっこ多かったワ、まだ時間があると思うの。思うのよね。

 あるに決まってるキリッ)


※画像は花火の日に太平洋側から見た漁港。