チャリはLSDで


 やっと涼しくなった。今日は一度も冷房を付けてない。調子にのってチャリ乗りに出ようかしらと思った途端に雨。やはりチャリ乗りは週末の早朝だけにしよう。車恐いし。
 夕方のニュース番組で、自転車事故が多発してると報道していた。エコブームで自転車通勤する人が増えたこと、自転車は軽車両なので原則車と一緒なのにマナーが悪いこと、あと時間差的死角があるということだった。
 この時間差的死角というのは、出合い頭の事故の場合でドライバーが十分左右を確認しても自転車は歩行者よりも一秒間に進む距離が長く、ドライバーが右、左と確認しいざ曲がろうとする時には、状況は劇的に変わっていることによるものだ。大体視線を戻す僅か4秒の間に自転車は20m以上進んでいると。
 あと、自転車乗りは大丈夫なつもりでも廻りをヒヤッとさせる走りをしていることに気づいてないこと。まあ、これもマナーの類なのかもしれない。が、ドライバーが慌ててブレーキ踏んで玉突き衝突事故になったら、チャリ乗りは事故誘発車両として摘発されるはずだ。ロードレース乗りに限らず、スピードの出し過ぎには注意しましょう。自転車乗りの環境が整備されていない日本では特に。LSD(Long Slow Distance)が一番。
 それに比べると十年以上も前に訪れたドイツは既にチャリが市民権を得ていたよなぁ。フランクフルト駅からハイデルベルクに行った時、ホームにチャリを引いてる人が普通にいてそのまま電車に乗り込むからびっくりしたけど、車両の隅にはちゃんと駐輪スペースがあったし、ハイデルベルクでは車道じゃなくて歩道の真ん中に自転車専用レーンが目立つように色分けされてあったものなあ。そんな風になるの、日本じゃまだまだ先だろうな。
 あ、あとチャリの夜間無灯火は絶対ダメ!(罰金五万円以下の立派な道路交通法違反です)危険極まりない。当たり屋と思われても仕方がない。そのくらい危険。お子さんの自転車のライト、切れっぱなしになっていませんか?