昭和の母さんのごとく

fleurette2010-12-01



 この3ヶ月、3,900円の安いジーパンを立て続けに1本ずつ買っている。なぜか?どれもこれも気に入らなかったから。試着して買っているにもかかわらず、だ。
 春先に妹宅へ遊びに行った時、一緒に買物に出掛けた先で上記と同じ値段で買ったジーパンを気に入り過ぎて、似たような形のものを選んでいるのだが、いざ持ち帰って穿き比べてみると全然違うのだ。例えば生地の風合い、デニムのポイントである縫い糸の色、そしてこれが一番重要なのだが、ワタクシの垂れっ尻をごまかすためにポケットは高い位置になければならない。
 が、最近のはやたらと後ろポケットが低い位置にある。購入した中の一つはあまりに低い位置にあったため「バカヤロウ…」と呟きながら長い時間かけて糸ほどいて剥がしたら、ココにこーんなカタチのポケットがあったんですのよ奥さん、て感じでそこだけ真っ青なブルーで、逆に垂れっ尻が目立ってしまった。こんなんじゃ恥ずかしくてもう何処にも穿いていけやしない。バカヤロウは私の方だった、と一気に気持ちもブルーになってみたり。
 そのお気に入りのジーパンがどうして穿けなくなったかというと、デブったから…。
 ではない!!(購入当時より−2Kgは維持している)ポケットの部分にダメージ加工が施されているのだが、信じられないことにうっすらとダメージ加工された生地がなんとおまた部分に使用されていたのだ。そして時は経ち、普通に立ってるぶんにはわからないのだが、四股なんか踏んじゃった日にはあーた、鼻血ブーの出血大サービスもんになっていたのですよ。いえ、お相撲さんじゃないんだから日常的に四股を踏むなんてことないんですけどね。
 で、うっすらと、もういい加減ヤバクね?と自問自答し、それに代わるジーパンを求め続けて3本も買うはめになったのですが、どれもこれも気に入らず、結局、昨夜は夜なべして穴が空いてしまったおまた部分、またこれから空きそうなダメージ部分全てに、裏から充て布なんかしてチクチクと半返しの手縫いをしてみたり。昭和の貧乏母さんか、アタシは。
 何やってんだかなーと思うも、こだわりが強い分気に入ったものはとことん着続け穿き潰す質なんで、今に始まったことではないのですが。まあ、次に妹宅に行った時にまた同じショップで似たようなデザインのジーパンを物色しようと思います。最初からそうすればよかったんだけどね。まさに"安物買いの銭失い"。スタイルがよければ安物のジーパンだろうがビシっとキマルんでしょうが、何せ膝から下がすぐ踝のワタクシ、残念なことです。