リングとサイコン/エリックとショパンとジョルジュ

fleurette2010-12-28



 昨日はサタン・リングを載せたので、今回は大昔にもらったティファニー・リングでも。
 サイズがあわなくて本場ニューヨークの職人さんに直してもらい、小指の次に細い左手の薬指にしか入らなくなってしまったため、過去嵌めたのは片手の指であまる回数くらい。
 なんで未だに処分してないかというと、リングの裏にご丁寧にふたりのイニシャルなんかが刻印されていているからで、リサイクルショップに持って行っても二束三文にしかならんだろーなーと思うし、きっとこんなもの貰えることももうないだろうと。ま、死んだら姪っ子に譲ろうかしら、くらいの考えで、指輪をくれた人にはこれっぽっちの未練もない。が、4つ年下の社会人2年生と付き合っていた時、それを見られた時はさすがに「そんなの、もう売っちゃいなよ」と真剣な顔をして言われたので、すぐ手放そうと思ったが、今みたいにリサイクルショップとか質屋というものがそこかしこにあったわけではないので、何処に行けばいいのかわらず、箪笥の奥にしまい込んでしまい現在に至っている。
 あ、ひょっとしたら、このリングに怨念が込められて…、んなわけない。リングのせいにしたらかわいそう、こんなにキレイに輝いているのに。
 で、本日は車でちょっと出掛けて、戻ってから4時過ぎにチャリ乗り。出るのが遅かったのでまあ軽く。何よりこの間とりつけたサイコンが今度こそちゃんと動いてくれるのかが気になった。

 40分 7.4km 59.5cal

 おお、動いてる!よしよし。

 帰宅してmixiを覗くとケン・ローチコミュで新作の『エリックを探して』のスレが上がっていた。『白いリボン』を観に行った時に持ち帰ったチラシは公開記念特集上映のものだったので調べると、ル・シネマで1月14日までやっているようだ。年が明けたら行ってみようかな。
 そういや、アメリカに留学中の姪っ子Yのボーイフレンドも、Pちゃんのバレエの発表会に助っ人にきてくれたダンサーもエリックだったな。私のエリックは映画ということか(笑)。
 3月にはシネスイッチ銀座で『ショパン』も上映される。mixiを一度退会する前はジョルジュ・サンドと名乗っていた(爆)。ショパンのお札を持っていることも何かの縁じゃないかしら?コレも観に行こうかな。よく見たらチラシに載ってるジョルジュ・サンドの髪型が今友人向けプロフィール画像の一覧に入れてるヘアスタイルと同じでびっくり!中性っぽい名前の響きだけで彼女のこと殆ど知らずに名前を使わせてもらっていたのだけど。
 なんだかこうしてみると不思議。大昔に全く違う時、違う場所で、ポーランド人からもらったショパンのお札と、オルセーで買った写真集に載っていたジョルジュ・サンド(おばあちゃんになってからの写真なので、彼女だと気づいたのは何年も後だったり)の写真、その二つが今私の手元にある。これがショパンのCDとサンドの本だったら普通なんだろうけど、そこはクラシック音楽も読書っていうのも疎い私のことだから。

 そういやオカタイ職場にいた時、暇にまかせては知らない言葉が出てくるとすぐネットで調べたりしてて、ある日原子炉関連でウェスチングハウス社について調べていた時のこと、エジソンとの電力戦争からテスラの存在にはじまり、そしてそこからこぼれ話としてテスラが当時のフランスの人気舞台女優、サラ・ベルナールを袖にしたという話に行き着いた時の驚きったら、こういう全く知らなかったことをどんどん掘り下げていったら全然違う分野である自分の知った世界(舞台関係の仕事をしていたことがあるので)に繋がるという発見、もうこういうのが楽しくて、これだから好奇心は止められない。しかもサラは、その写真集の表紙を飾っているのだ。
 話がそれたか。まあ、いいや。明日(というかもう今日か)はPちゃんがママより一足先にやってくる。何処に連れて行ってあげようかな。