ルソーとかは知らないけれど
復興構想の第一回会議が開かれたそうだけど、初っ端から議題に原発を除外するとか、有り得ないお話が飛び出してるようで、こういうところにしゃしゃり出てくる学識者と言われる人たちのいうことを全く信用してない私は、いたづらに時間ばかりかけてるカンさんのリーダーシップの無さばかりアピールしてどうするの？と。
国民に媚びるようなマニュフェストばかりで怪しいなあと前回の選挙の時、自民と民主の二大政党制なんて日本では無茶だなと思い、この二つに並ぶ第三の政党が必要だと（民主党が政権を取るのは目に見えていましたし）、あの気持ち悪いネーミングのみんなのなんとかは端からよけて、他の政党に一票を投じたわけですがね。
どうも政治家って長年やってるとどんどん人相が悪くなる人が多いよね。小沢はもとより、上段から人を見下して他人事みたいな顔してる自民の谷垣さんも、自分が国民にどう見られてるかっていうセルフプロデュースがなってないよね。まあ、そういう人間性が露呈してるだけなんだろうから知ったこっちゃないけど。
とにかく、復興構想会議がド素人でも考えつくような内容だったら、もう国会議員の人数、半分にしてよ。でなかったら、議員の給料はサラリーマン並にしてほしいね。まずはそれでもやる気のあるクリーンな人ならセンセイって呼んでやってもいいよ。利害関係でガッチガチになって身動きとれない政治家なんて必要ないから。
で、原発のほうのお話。もうね、世の中原発頼りとまでは言わないけれど便利になり過ぎちゃってちょっと怖いなあ、なんかあった時だいじょうぶなんだろか、と兼ねがね思っていた原始人の私としては、やろうと思えばもっと電気の力で快適な生活を送れるけど、敢えてしないという選択肢もあるよな、と。
自然に帰る、と言うと大袈裟かもしれないけど、電気の供給量を全く元に戻す必要はないのではないかと。燃える氷（メタンハイドレート）もよいけど（サハリン沖でロシアと共同事業で採掘するとかなんとかで読んだのは6、7年前だぞ）、風力発電機とか各家庭に太陽光発電とりつけるとかのクリーンエネルギーに変えて、多少の電力の需給は抑え、原発によるエネルギーに頼り過ぎない生活に徐々に変え、最終的には廃炉にしていく方向に持っていくのがこの国にあっていると思うのだ。
真冬だって暖房ガンガンかけてＴシャツ一枚で過ごして、外出した途端に寒さに適応できないで風邪ひくアンポンタンをのさばらせるだけだし。贅沢にはきりがない。
サマータイム制なんてのもここぞとばかりにまた浮上してきたけど、日本では、ただ残業時間が増えるだけのような気がするし。
便利になり過ぎると、とにかく人は何も考えずに当たり前のようにそれらを貪って、創意工夫するという考える楽しみを忘れてしまう。公式を知ってる人はすぐ答を出せるけど、その公式を導き出そうとしていた時は、きっともっと好奇心とか探究心で試行錯誤の時間だって子供みたいにワクワクドキドキした時間を過ごせてたんじゃないのかな。
電力で贅沢な暮らしを敢えてしない、使わないで済む自然な方法を考える。これこそ、島国で地震大国で人口過密な日本の、これまでの先進諸国から一歩先んじた環境重視のリーダー国になるチャンスなんじゃないかとか。
大都市の夜景ギラギラは特別な日だけでいいよ。もう、そういうので威光を放つのからは卒業して、夜空を、自然を楽しもうよ、慎ましい柔らかな明かりのもとで、と思う今日この頃なのです。
