自転車で旅をしよう


 「たけしのTVタックル」を見終わった後、ぼんやりと、自転車の分解って難しいんかなあと思いながらザッピングしていると、N○K教育で安めぐみ山田ルイ53世KUOTAロードレーサーに乗っていた。しかも画面には「輪行」のテロップが。

 なんちゅうタイミング!メモをとりながら食いついて見てると、分解はいますぐにでもできるくらい簡単。でも組立はリヤホイールをフレームに取り付けるのがちょっと面倒くさそう。

 安めぐみの自転車は輪行バックに納め、分解できないルイの自転車は車のルーフに取り付けていた。


 T君も通勤に使ってた青いロードレーサーを休日にはクリーム色のフィアットパンダのルーフに取り付けててよく遊びに来たっけ。お隣りの県に家族みんなで日帰り温泉に行った時もT君は現地まで自転車で行って、お風呂に入ってウチの父親と一杯飲んだ後は自転車をパンダのルーフに載せて妹が運転して帰ってた。
 私がカッコイイねえと言うと、妹は「カッコつけてばっかりなんだよ。自転車に乗って帰る根性はないんだから」と言いながらも楽しそうにしてたっけ。Pちゃんが生まれる前のことだから、もう12年前のことだ。


 で、話を戻すと自転車のセンセイと二人がむかったのは、私が昨年初めて観戦に行ったジャパンカップの開催地、宇都宮の森林公園だった。宇都宮駅前の宮サイクルステーションだったかな、ここでロードレーサーを1000円で借りられるそう。シャワー室も完備。

 そこから森林公園までは1時間半くらいかけて自転車で。それだけで十分走ったような気がしてしまうが、プロだと15分で回るコースを30分以内で完走するという課題を与えられていた。が、二人とも残念ながらタイムオーバー。おデブさんのルイは、というか山田は完全に息が上がってしまっていた。その息をグッと堪えて整えるのがけっこう快感だったりするのにな。

 ホイールの外し方もわかったし、車載して、いつか私も赤兎で自転車の聖地を駆け抜けてみたい。