満月未満
昨日は夕方5時前にウォーキングに出た。少し距離を延ばそうと国道を渡り、震災にあった小学校の前を下って自転車で走っている海岸通りに出ると、海から上がったばかりのまあるい月が出迎えてくれた。満月が近いのかな。
駐車場の真ん中でケータイで撮ろうと構えると、防波堤の前に三脚を立て海に浮かぶ月を撮影している人影に気づいた。ケータイじゃこの月をうまく切り取ることはできないと知りつつもいつものように何枚か。
街灯のない海岸通り。海側にだけあるガードレールのある歩道を歩くも真っ暗だ。月明かりを浴びて煌めいている細い波の道。テトラポッドが黒く浮かび上がっている。きっと海に降りたらスポットライトを浴びた主役のような気分になれるだろう。全身びしょ濡れになる覚悟があるなら、だ。
ネックライトの小さな明かりがなければ私の存在なんて闇に消える。なんて思っていたら、背後から、ザッザッザッという音が近づいてきた。全身黒ずくめのランナーだ。全く脅かしてくれる。夜に走ったり散歩するのを日課にしてるのなら、事故を誘発しないようにライトとか車が通った時にわかりやすいよう反射板とかを身につけてほしい。この辺の意識改革はまだまだか。
などと思いつつ、いつもの倍の距離(といっても4kmちょっと)を歩いて帰宅。夜8時過ぎにスーパー銭湯へ行き、月を眺めながらゆっくり温まった。
そして満月の本日、早めの夕食をとり少し時間をおいてからいつものウォーキング。
守護天使に会える呪文を唱えてみたが、はて?