往年の野生児見参

　アロハ。

　実は4月から週一回、ジムで60分フラダンスを習っている。最初は同じ時間帯に行われるヨガを受けようと思っていたのだけど、隣の列にパウスカートを来た女性たちがわらわらと集まってきたので興味を持ってしまい、「初めてでも参加できますか？」と聞いたところ「だいじょぶよ〜」とのことだった。色とりどりのパウスカートに紛れて黒のトレパンで一人参加したのだけど、予想以上に楽しくて翌週にはパウスカートをネットで格安で手に入れて参加。

　ホントは日本舞踊を習いたいと思っていたのだけど、月謝が高そうだし通うのが大変そうだしで（母が昔趣味程度に習ってた）、茶道にしようかどうしようかと迷っていたところだった。何年も前、早朝のテレビ番組でフラは神に捧げるダンスだとふくよかな体つきのフラダンサーが自分で編んだレイや髪飾りをつけて森の中で踊っている姿を見て、それがずっと記憶に残っていたのもあったかもしれない。

　今ではすっかりはまってしまって、遅刻するとスタジオに入れないからフラの日は超特急で帰る。と言っても夜の週一回しか参加できないので（平日昼間なら他に２回ある）その歩みは遅い。いつもだったらネット動画やらなにやら捜しまくってメモとって、なんて必死に追いつこうとするのだけど、今はあえてしていない。シャカリキになっていると飽きてしまうのも早いような気がして、それがなんだかもったいないように思えて。今はこのユルイ感じを楽しんでいる。途中参加だったから、最後に通しで踊る時は前後左右の人の振りをキョロキョロして一人ゴリラダンスになってるのだけど、先月末から新しいダンスに入り、やっと皆と一緒のスタートに立てた。

　そして今月末にはジムの夏祭りとかでフラも発表するのだとか。しかも砂浜で。が、その演目はまさに私が完璧なゴリラダンスになっているものだった。「参加できる人は名前を書いて下さ〜い」。聞こえない、聞こえない、ぷるぷるぷる。

　レッスンの残り時間わずかになった時、先生が言った。「こっち（今習っているダンス）のほうがゆっくりだし、一般の人にも参加してもらおうと思っているから、発表はこっちのダンスにしようかしら。あと何回できるかわからないけど、頑張ってやってみる？」て。あわわ、参加したいようなしたくないような。まだまだ人におみせできるようなレベルじゃないのよねん。くすん。でも、フラは大好き。すっごく楽しい。

　そして本日、注文しておいたトレッキングパンツとポールが２本、届いた（笑）。やっぱ体動かすのが好きなんだなあ、とつくづく思う。