エスペランサ


 チリ炭鉱の33人、全員無事救出。よかったあ〜。

 救出された方達がかけていたあのカッコイイサングラスはアメリカ・オークリーからの提供だそうですが、ヒューレット・パッカードのCEOが女性になったと発表された時よりも、きっとその宣伝効果は絶大ですね。
 にしても、閉ざされた地下生活も恐怖ですが、脱出用のあのカプセル、ワタクシなど見てるだけで震えて縮こまってしまいます。

 うすうす感づいてはいたのですが、それはディズニーシーのアトラクション、ジュール・ヴェルヌの"海底なんちゃら"の小さなカプセルに乗せられた時のことでございます。
 係員に入口を施錠された途端、薄暗く灯っていたライトが完全に消え、目の前にいるはずのヒトの輪郭すら見事に消失したのです。その途端、普段ワタクシの心臓を覆っているであろう剛毛が、バクバクッという心音とともにゴソッと抜け落ち、完璧ツルッパゲのチキンハートに変貌したのでございます。
 これまで感じたことのない恐怖に、「降ろせ、こら、降ろしやがれーっ!!」と暴れ出しそうになるのを(隣の小学生の手前)瞼を閉じて必死で精神統一し、再び明かりが点くまでの数分を乗り切り、自分が完全に閉所+暗所のダブルでこられるといいようのない恐怖に襲われる体質?になってしまったことを自覚したのでした。
 でも、ジェットコースターは大好きで必ずバンザイポーズで乗ってます。

 とにかく、この奇跡の生還者である33人に、アカルイミライがあらんことを!