今もなお尾をひく…


 これは、午前2時から4時に起こった出来事である…。(丑三つ時かよ)

 つまり『24』を見てるんだな。でも、昨日見た『クリミナル マインド』の方が、一話完結で多少のこじつけはあるものの、手堅くまとめていて面白い。

 先週、「金スマ」にだったかフ○コ・ヘミングが出ていて、弟の大月ウ○フパパがたくさんお話していて楽しかった。
 なんでパパと付け加えるかというと、ココだったか以前にも書いたはずなのだが、私が働いてた最初の劇団に、とても期待される綺麗なグレーの瞳をした大月くんという役者がいたのだ。
 で、公演日になると役者が各自持っている招待枠で家族や友達の座席の予約を取りに来るのだが、その時に役者たちが「今日、ウルフパパ見に来てたね!」とよく話しているのを聞いたのだ。みんなウルフパパのファンだったみたい。私は一度も会えなかったけど。
 二年くらいで彼は劇団を去っていったけど、どこかで芝居を続けていてくれたら嬉しいな。とにかく声にチカラがあっていい役者だった。
 その頃の私といえば、入団したばかりの劇団員たちを少しでも応援したくて、サイン帳を持参して公演終了後、おそらくプロとなって初めて求められたであろうサインを全員から頂いたのだった。中にはサイン慣れしているコもいたけれど、殆どのコが「えー!」とか言いながらやや大きめに、いたって普通に漢字で書いていたのだが、その中でも大月くんは絵心があって、サインの他に演じた役のイラストをササッと描き加えてくれたのだった。
 それから何年も経って、N○Kの特番でフ○コ・ヘミングを知ってその日のうちに、当時持っていたサイトに彼女のことを興奮覚めやらぬまま勢い書き綴ったのだけど、その時はまさかフ○コ・ヘミングが大月くんの伯母さんだなんて知るはずもなく、その数年後のドラマ化でウルフパパの役をウエンツ瑛士が演じて繋がったわけだ。
 あの頃のコたちはもう皆とっくにバラバラになってしまったようだ。盾になって守ると腹くくったはずだったのに、結果間に入って疲れ果て、運よく呼ばれるままに大ボスのお膝元に逃げ出してしまったのだが…。
 とどのつまり、私は最初からそんな器ではなかったわけだ。