ワタクシ的甘い生活

fleurette2010-12-08



 最近ずっと野菜が主な食生活で間食、つまりヨーグルトとフルーツ以外のおやつを食べていない。なんて健康的。素敵。
 夏頃は毎日のようにマドレーヌを焼いて、それが主食になってた時期がある。が、作り続けるにつけ、バターと砂糖の半端ない量を摂取していることにやっと気づいて作るのをピタリとやめた。もちろんポテトチップスのスナック菓子の類も大好きで、20代の頃はそれが夕食代わりになってたこともある。その頃は運動を全くしていなかったにもかかわらずよほど代謝がよかったのか、ウエストは53センチしかなかった。なのにふくらはぎは子持ちシシャモのような所謂健脚で、ウエストに対して足が太過ぎる!と各方面から言われていた。だから、今くらいでちょうどバランスがいいのだ。そうだ、そうに決まってる。
 限界だ。チョコレートの禁断症状というのを昔はよく起こしていた私。決して甘いものを断っていたわけではないのだが、俄にチョコレートケーキが作りたくなった。いや、しこたま食べたくなった。
 昔はバレンタインデーにチョコレートケーキを頑張って2ホール焼いては劇団のメンバーたちに差し入れしたりしたものだ。一番好きなケーキはなんといってもバイナッブルののったサバランで、小学生の頃にケーキ屋さんにコレしか残っていなかったと母が買ってきた残り物だった。が、ラム酒のきいた他の子供には不評だったこのケーキを気に入って、全部たいらげ顔を真っ赤にして酔っ払って以来サバランが大好きなのだ。しか〜し、コレを作るのはちょっと面倒。
 次に好きなのはザッハトルテ。ウィーンのザッハホテルで作っているチョコレートケーキのことだからザッハホテルで作っていないものは全て"なんちゃってザッハトルテ"だ。が、学生の頃バイトしていたケーキ店で出していたザッハトルテは、ドイツ帰りのドイツ語教師がココのザッハトルテは美味しいと絶賛していたのでこういう味なんだろう、ということはわかった。つまり私も"なんちゃってザッハトルテ"が大好きなのだ。注文すれば空輸してくれるらしいが、そんな気はサラサラない。これもちゃんと作ろうとすると大変そうだ。なのでまた自己流のチョコレートケーキを作るべく、夜7時過ぎに材料を買いに出た。
 明日は用事を済ませたら久々のケーキ作り。ラブとラブる(笑)ということがないワタクシは、大好きな映画の一本である『トゥルー・ロマンス』(監督:トニー・スコット、脚本:クエンティン・タランティーノ)でも観ながら、一時の甘いロマンスに酔いしれようと思う。なんて安上がり。素敵。