別にお菓子作りとか趣味じゃないし

fleurette2010-12-09



 昨日書いた通り、チョコレートケーキを作ろうと買ってきた森永純ココアを開封しますと、"世界が認めたショコラティエと森永純ココアの共演"とうたったレシピカードが入っておりまして、その中にガトー・オ・ショコラがあったのです。で、読んでみますと私が作ろうとしていたチョコレートのスポンジケーキよりもずっと簡単だったのです。しかもバターや牛乳、ベーキングパウダーさえ使わない。そのかわりコーンスターチが必要だったのですが、たまたまあったので(賞味期限はかなり過ぎていましたが未開封だし、なんくるないさあ〜)ガトー・オ・ショコラを作ることにしました。
 で、でき上がったのがコレ。

 えー、デコレーションすればするほど悲惨なことに…。別に、お料理大好きとか言ってないし。作ろうと思えばこのくらいは(見た目はどうあれ)普通にできちゃうよ、というスタンスですからね。
 ハイ、ここから言い訳。だってウチは三姉妹で、母も含めれば女ばかり4人もいたんです。実家のキッチンは女4人が仲良く並んでお料理できるようなスペースはありません。むしろ邪魔になるだけ。なのでワタクシは常に自主的に身を引いておりましたから母から料理を教わったことなどなく、言い換えれば、こんな味だったよな、という記憶を頼りにした創作料理みたいなもんばかりなのです。おまけに、かつての恋人は大変な料理上手で、料理本を買ってきては、「食べたいものにシルシつけといて」と言うので付箋紙を付けておくと、仕事が終わって帰宅すると既に夕餉の支度が出来上がっている、というような生活を2年ほどしていたこともありましたから、人のために料理するなんてことからはもうかなり遠退いてしまっているのです。
 でも、田舎に帰ってからは味覚も変わって、子どもの頃は口にすることができなかった食材もうまうまと食べられるようになり、昔ドイツで購入したプロフェッショナル用の包丁を思い出したように砥石でシュッシュッと研いでは、その創作料理もどきを作ったりしております。家族からは結構評判良いようです。
 ただ一つ、難点を上げるなら、毎日は続かないってことでしょうか。一人だとワンパターンになりがちだし。その点、男性の一人暮らしの方のほうがお料理を楽しんでいらっしゃる方が多いように思います。爪の垢でも煎じて…、ぅえっぷ、想像してしまいました。いらないです、ゲボ吐いちゃいます。
 ようするに、やればなんでも出来るコなんですよ。ただ褒められて伸びるコなので、今は停滞中なだけ、ということをこの場をかりて公式発表しておきます。(言い訳としてはかなり見苦しいなあ)
 あ、それとさっきヤフーのメールボックスを開いたら、本日はワタクシの数少ないマイミクの一人である餌子♪さんのお誕生日だというお知らせメールが届いておりました。偶然ではございますが、お誕生日のお祝いケーキも兼ねてということで、あらためまして、お誕生日おめでとうございます!これからもヨロシクお願いいたします、と。
 それから、ジャン=フィリップ・ダルシー、お前のガトー・オ・ショコラより、私の定番のチョコレートケーキのほうがずっと美味しかったよ!と一言残して置きます。
 ケーキも人も"見た目"じゃないってことですネ。て、今更ですか?!