海炭市叙景


2010年 日本
監督:熊切和嘉
出演:小林薫南果歩

 スミマセン、日頃の睡眠不足が爆発。冒頭、丁寧というより間延びしているように見えてたのも辛くて、つい…。加瀬亮が出て来たあたりで復活。そしてお友達役が大森立嗣だと気づきびっくり。
 最近では同居する母親の愛人の男の方が子供を虐待する報道が多い中で、後妻が浮気している夫に対する鬱憤晴らしに夫の子供を虐待し、子供を可愛がっている夫がそれを知ると、今度は後妻に容赦ない鉄拳がとぶのだが、その後妻の返した言葉がすごい、いや狂っている。流血しながら「アタシ、アンタに絶対幸せにしてもらうんだから!」と凄むのだ。父親はなすすべもなく、息子に「しばらくおじいちゃんの所行くか…」と。
 架空の街である海炭市に住む人々の生き場を失った思いが淡々と描かれた作品、といった所でしょうか。寝ちゃったし、お腹グーグー鳴っちゃうし。終盤は瞳孔開いていたと思う。