メンテは上手くいったのか?

fleurette2011-06-03



 お天気。朝の5時過ぎからそわそわしだす。赤兎の身支度を完了するも、初めてメンテした時、チェーンを外してしまったことや、まさか自分でそれを嵌めることが出来るとは思わなかったので、ホントにちゃんと走ってくれるのか疑心暗鬼になっていた。そのくらい私はキカイにヨワイ。

 6時をまわった頃には朝ご飯食べてからにするかとか、中学生の時に全校朝礼でぶっ倒れたのを朝ご飯を食べたせいだと(正確には食べ過ぎたせい)、以来、朝ご飯抜きの食生活を送ってきたのにもかかわらず、朝っぱらからスパゲティーを茹で、フレッシュトマトを炒めたりしてしっかり完食した後は、もう出勤ラッシュで道路が危ないとか、ちい散歩が始まっちゃったからと理由をつけ、結局ポタリングに出たのは午後になってから。

 リュックを背負ってチャリを担ぎ階下へ。ペダルを一漕ぎすると、あら、なんか軽い。メンテ大成功?!それとも私、チェーンを違うとこに引っ掛けてる?

 ブレーキの効き具合やギアチェンジがうまくいくか、超低速で確認。ギアチェンジは大丈夫、前輪のブレーキの効きが甘いのと音が気になる。それともう一つ。足がこれまでになくよく回転する。向かい風がけっこうあったのに全然気にならない。以前はちょっとでも向かい風を受けるとヒイヒイ言ってたのに、やっぱチェーン…か、と思いつつ快適に飛ばす。

 プロムナードから砂浜に降りる緩やかで幅の広い階段の下から一段目と二段目は、砂浜を失って常に海水に叩き付けられていたようで、藻が繁殖し緑のグラデーションを作っていた。



 海は荒れている。サーファーが二人、喜々として沖に向かって駆け出していった。普段は穏やかなこの辺の波が沖の方から何段にも白い波を立てて押し寄せてくる。サーファーがいるのは北浜で、この辺で見かけることはまずないのに。

 ボトルを取り水分補給した後はいつもの遠回りコースを選択。そんなの決まってる。リュックを背負ってきたのは、途中のスーパーで買い出しするためで、トマト一袋(5コ入り)選んだ時点で入りきらないだろーなーと思うも構わず玉蜀黍2本、人参1本、挽き肉、アサリ、心太、バゲット、ピンクとレモンイエローのガーベラを購入しリュックに詰め込んだ。当然バゲットとガーベラは飛び出している。

 ホントは小麦粉も買ってパウンドケーキを作りたかったのだけど限界。リュックからきっと何かがこぼれてしまうことになるだろう。夜中に饂飩が食べたくなった時に薄力粉しかなかったので全部使っちゃったのだ。けっこう美味しかった。出来立てはなんでも美味しい。あまったのを冷凍して翌日食べたらイマイチもニもサンもだった。麺棒で伸ばすのも大変な作業。これは男の料理だな、と。昔、愛知の知人宅へ泊まりがけで遊びに行った時、ご主人が朝から楽しそうにビニールに入れた饂飩タネを足で踏みながら「饂飩はいつも俺が作るんだよ」と言っていたのを思い出したり。

 食材がけっこうな重さにはなったものの、なんだかもう一周したいと思うくらい物足りなさを感じた。そろそろ新しいコースを開拓するか。

 帰宅後、赤兎を水洗いして軽く拭き、アパートの2階まで担いであがって西日のよく当たる玄関の前でしばらく天日干し。ベランダで涼みながら食べた今年初の玉蜀黍はあまり甘くはなかった。