チャリルールとかワラとか

fleurette2011-06-19



 午後5時過ぎ、ミルトンの『失楽園』が読みたくなり、ネットで探すも青空文庫は作業中、久しぶりにブックオフでも行ってみるか(まだ一回しか入ったことない)と、赤兎で往復6kmのポタ。もう陽も大分傾いていたので帽子もサングラスなし。チャリを担いで階段を下り、ペダルを駆って通りに出てしばらくしてから違和感を感じた。

 グローブをしていない。


 一瞬引き返そうかと思ったが、そんな遠出じゃないしいいかとそのまま流したが、どうもグリップを握る感触がよくない。帽子やサングラスはなしでも、グローブだけは忘れちゃいけないなと思った。それだけ馴染んできたということなのだろう。

 途中、幅が1mくらいしかない歩道で左車線通行をするため止まって信号待ちをしていたら、自転車に乗ったスーツ姿の男性が歩道を走ってきた。まさか途中で車道に出るよな、と思っていたら、ニヤニヤしながら突き進んできて赤兎の後輪にぶつけながら去って行った。自転車は基本車道ですから。子供とお年寄りなんかは車道が危険と判断される時は歩道を走ってもいいみたいだけど、それだって歩行者優先なんだから、歩行者が危険になる場合は自転車から降りて引かなければならない。ただやっぱりルールが曖昧だよなあ、と思ってしまう。

 で、ブックオフに到着して駐輪場に止めてロックしてる時、目の前にデカイぞろ目ナンバーのヤンキー車が駐車スペースから大きく外れて止まった。枠の中に止められないのは、ルールなんて関係ねーってのより、ドライブ・テクニックがないのが案外ホントなのかも?器の小さい人間ほど実際の自分よりも大きく見せようとするからね。無理してデカイ車に乗ってるとか。トラックなんかに乗ってるとそれだけで勘違いするのか危険な運転を平気でするヒトって実際いるし。困ったもんだわ。

 そういえば昔、スキンヘッドのヤ○ザみたいなタクシーの運ちゃんに全くの誤解で因縁つけられ一対一で対峙して恫喝されたことがあったけど、泣いて謝るとでも思ったのかしら、「俺が悪かった」って謝罪させましたよ。ふん、だ。失礼しちゃう。(泣きまねすればよかったかしら?)

 で、結局ブックオフには『失楽園』はなかったわけですが、以前来た時より外国人作家の作品自体がずっと少ない気がした。他にもあったのかなあ。近くに書店はないので今回は諦めて帰ることに。

 流れる風が頬に当たって気持ちいい。時速20キロ。これまでは自転車に乗るとまず太股に負担を感じたのだけど、先週のサイクリングの時、意識が自然とペダルを漕ぐ踵に移ったのだ。大腿で漕いでいたのが踵でグンと押し出す感じ。平地だったからかもしれないけど、そう意識するとなんだかどこまでも行けそうな気がした。と言ってもまだまだ初心者。

 で、帰ってからはケータイでアレコレテキストを読んでいたのだけど、以前から気になっていたのが(笑)と「w」の使い分けについて。

 前者の(笑)は普通の笑いで、後者の「w」は嘲笑の意味が含まれるので、私はこれまで「w」を使ったことがなかった。が、最近はそういうことを知らない若い世代のコたちが増えたのか、他人のページのコメント欄に「w」の書き込みをよく見るようになった。

 何年か前、私の好きだったマイミクさんは、コメント欄に「w」の書き込みがあるのを見て丁寧に説明し、他人のページで嘲笑を意味する「w」の使用は避けたほうがよいですよ、と教えていた。

 が、最近ではどう読んでも嘲笑の意味で(笑)を使っているオトナがいて、私はちょっと混乱してしまった。言葉は文化だから、誤用も誤読も流れとともにそのうち認知されてしまう。私はこれまで「w」は決して使ってこなかった。嫌いだから。そのかわり(笑)はかなりの頻度で使ってきた。もし、私の知らないところでいつの間にか嘲笑の意味を持っていたとしたら、私の「微笑み」は…?


 どないしてくれるねん!


なのです。

 以来私は(笑)を使うことを躊躇うようになってしまいました。しかし感情が見えにくい話し言葉は味気なく、そのかわり、絶対に使うことはないだろうなーと思っていた顔文字を仕方なく使うようになったのです。

 それが、奥さん!(←誰?)使ってみたら案外可愛いもんですね!(今更かい)マイミクのミドレゴさんがいろんな顔文字を使っていて、それを見るのが新鮮なのです。だってすごく可愛い!

 そして最近使っているヽ(“ ∀“ )ノは、私のオリジナルなのです。いえ、ひょっとしたらもうとっくに使われているのかもしれませんが、それでも自分で、睫毛つけたいな〜とか思いながら考えたのです。顔デカになってしまいましたが。

 このコには嘲笑の意味は皆無です!なのでどうかひとつ、贔屓にしてやって下さいまし。


今日の花 : ガブリエル