Marry me,SAWA!!!

fleurette2011-07-18



06:22

 なでしこは野山に咲く可憐な花だ。でも今日、世界の頂点に立った!


 ああああ、おめでとう、なでしこジャパン!!みんな、かっこよかった、美しかった!!


10:00

 はぁ〜、やっと少し落ち着いた。試合開始から数分後、私の頭の中には、なんかこうなりそう、という一つのシーンが浮かんだ。ただ、その言葉が出てこなくて、何て言うんだっけ、キーパー戦? 違うな、何だっけー?と、そのことがずっと頭の中で引っ掛かっていた。

 アメリカはシュートの力強さはもちろんだが、パス廻しもよくその正確さは予想以上だった。ただ何度も得点に結び付けるチャンスがあったのにもかかわらず、なかなかゴールが決まらないのを見て、これはひょっとして勝利の女神は日本に微笑んでるんじゃないかしら?と思った。

 怒涛の後半戦はアメリカの先制点ではじまった。粘る日本。これこそ、小柄な彼女たちの持ち味だ。粘って粘ってチャンスをつかみ取りにいく。同点に沸き上がったと思ったら、アメリカのエース、ワンバック選手の圧倒されるようなゴール。頭の中ではまだ、何て言うんだっけ?何だっけ?と引っ掛かっている。澤が絶対やってくれる!と、祈るような気持ちで見ていたら、やっぱり澤はすごい!なんだ、あの右足外側からのキックは!?神がかり?いや、違う、これがこつこつと努力を積み重ねてきた彼女の実力なんだ。

 イエローカードが出た時は、あ、なんかレッドカードも出そう、一人欠いて戦うことになりそうだなあ、と思っていると案の定。残り時間が3分で助かった。ホイッスルが場内に響き渡ると、解説者の「PK戦です!」の声。

 それだ!それそれ、PK戦だよ!(加齢により海馬がかなーりヤバイことに…)

 PK戦を前に円陣を組んでいた時の、彼女たちの笑顔の爽やかなことったら!!

 なでしこジャパンがドイツで戦っている時、日本では、澤選手がアメリカ人の恋人にサッカーか結婚かどちらかを選んでほしいと選択を迫られ、彼女はサッカーを選んだというエピソードが繰り返し報道されていた。

 澤選手は強い意思を持ち続け、その選択が間違っていなかったことを、元恋人にも、自分にも証明したんだ。今度こそ彼女と彼女のサッカー人生そのものを受け入れてくれる人がきっと現れてくれるだろう。

 なでしこジャパンは最強大和撫子、日本のほまれなのですから!