ジャム作り


 夕方6時、チャイムを二回鳴らした後に世話しなくドアを叩く音。こ、これは!

 たっちゃん(メスのマルチーズ)を抱いた我が愛する姪っ子Pちゃんである。昨夜のメールではいつものように夜中の12時頃に着くと言っていたから、うきゃー!と、呼ばれるままにPちゃんに従って実家へと移動。

 Pちゃんが持ってきたDVDを一緒に見ているうちに夕食の時間。Pちゃんのリクエストのうどんを食べた後、母は、Pちゃんにも食べさせたいと冷凍保存していた叔父(母の弟)からもらったマンゴー(8月8日の日記)を解凍した。

 なんか…、マズイ(掛け詞)予感。せっかく食べ頃で美味しいんだから冷凍しないで食べたほうがいいよって言ったのに。そのくせ、近くのスーパーで買ってきた1コ250円のマンゴーも全く同じ味ですごく美味しかったとか言う。だったら安くたってあの口の中でトロンと解けてしまう新鮮なマンゴーを食べさせてあげればいいのに、と思う。もお、値段に左右される味音痴だか何だか全くわからない。で、案の定、解凍したマンゴーはもう全くの別物に。中はシャーベット状でも外側の方はベチョベチョで、持ってるだけで皮が勝手に剥がれ、オレンジ色の繊維が剥き出しになってくる。Pちゃんに比較的綺麗にカットできたところを出したけど、一口だけ食べて「もういい」と。

 まあ、無理もない。私が食べたあのマンゴーとは味も食感も全く違うのだから。もはや、誰も口にしようとしなかった。これはジュースかジャムにするしかないな、と、カットするごとに形を崩していくマンゴーをガラスのボウルに移し替えた。


私「ジャムにしよっか。Pちゃん、手伝ってくれる?」

P「うん!」(オメメキラキラ)

私「フルフルの部屋で作るよ」

P「たっちゃんも連れて行っていい?」

私「吠えないかなあ」

P「フルフルが見える所にいれば吠えないよ」


 ということで、夕食後のデザートは本日の写真に変身したのでありました。味見姫(Pちゃん)が美味しいと太鼓判を押してくれたマンゴージャムは、半分はおばあちゃんちに。ヨーグルトにかけたり、いろいろ使えそうだ。明日はPちゃんの好きなアサリのパスタを作る予定。ロッソでもビアンコでもお好きなほうを。