ナイト・ツアー
お墓参りの後、Pちゃんたちとナイト・ツアーをしている近くの動物園へ。入ってすぐの二頭の象が、機嫌がいいのか、ダンスしてるような軽快な動きで愛嬌たっぷり、初っ端から入園者の足を止めていた。
何年か前、ここのチンパンジーの飼育係の人だったか、アメリカの動物園に研修に行ったというのをテレビで見たけど、行動観察に力を入た施設の工夫が随所に見られた。といっても、震災の影響なのか、公開されている動物の数は昨年昼間に見に来た時よりずっと少なかった。それでも広い敷地を歩くのに疲れてしまった母は半分も見ないうちに妹とさっさと園から出てしまった。私はPちゃんとふたりきり、暗くなってきた動物園内をデートみたいに。ナイト・ツアーなのにね。
カバの親子の前でPちゃんはフランクフルト、私はアメリカンドックを食べて小休憩。夜の7時を回る頃には、私のケータイでは動物の写真は撮れなくなってしまい、Pちゃんに撮ってもらうことに。
三頭のライオンの赤ちゃんは母ライオンと一緒の檻の中で同じポーズで寝ていた。写真は撮らず。
近くの海岸で花火大会もあったようで、高台にあるこの動物園からも打ち上げ花火がきれいによく見えた。どうりで人が多いわけだ。
動物園を出て妹たちと売店で合流すると、既に夕食を済ませたという。なので、約束通りPちゃんには帰ったらアサリのパスタを作って二人で食べることに。
帰る前に、Pちゃんと二人で回転ブランコに乗った。
家に着いて、私の部屋で早速料理を始める。ロッソがいいと。トマト嫌いなのに、よく食べてくれる。Pちゃんがおばあちゃんちに帰る時、「何か忘れてない?」とほっぺを突き出すと、観念したように両手で私のほっぺたをつまみ、その先っちょに軽くチュッと。こっちも、と。Pちゃんは面倒臭そうだったけど、私はチョーしあわせなんである。
今日の写真:回転ブランコを乗り終えたPちゃん。