ブレーキ臭とか

fleurette2011-08-27



 ちょっと赤兎のメンテでもしようかしら、なんて言ってもクレ556で錆取りくらいしかできない、いや、錆取りすらも満足にできないワタクシ。なのに気づいてしまった…。この間落車してブレーキシュー(と言うらしい)がタイヤに接触して回転しなくなってしまったのを力技だけで凌いだのだけど、どうもまだ擦れてるようだった。

 調べたら、私のブレーキはVブレーキというものらしいのだが、くだりのブレーキシューがガッチリ固定されていてレバーをひいても反対側のブレーキシューしか動かなかったのだ。こんなんだったかしら?と、試しに前輪のブレーキレバーを引くとちゃんと両方動く。

 ガーン、やっちまったな、私。

 どうすりゃいいんだと指でアチコチを押したり引いたり。とりあえずバラしてみよう、と、まるで分解好きなくせに組み立てようとすると必ず部品が余って元に戻せなくなる工学系男子(義兄)のようなノリで、ドライバーや六角レンチを用意。ネジは左右3つずつ。固定ネジ(六角レンチ)、接着面にパッド(=シュー、たぶん)の位置合わせるネジ(六角レンチ)、あとなんだかよくわからないけど微調整する感じのネジ(プラスドライバー)、これらを何度も何度も締めたり緩めたり、各ネジの強弱の組合せを変えながらほど好いバランスを探し出した。で、調子にのって何でもない前輪もいぢったら、また片側のパッドしか動かなくなってしまった。部屋の中で汗だくになってトライ&トライ。やっといい感じになり、午後7時、近くのスーパーまで試乗に出た。

 走りはいい感じだ。が、ハンドルを切った時などに、これまで聞いたことのない、まるで力の無いオナラのような音がした。言っとくけど、し、て、な、い。

 なんだこれは、どこか締めがあまかったかな?と思いながらスーパーへ向かうと、暗闇から女性の話し声が迫ってきた。無灯火&ケータイ電話ながらチャリおばさんであった。全く危険極まりない。一発罰金でよし。

 駐車場のフェンスにロックしてから、自転車の時は携帯することに決めた六角レンチ(*1)をウエストポーチから出し、オナラの発信源と思われた前輪のネジ穴に差し込んでみたが、ちゃんと締まっていた。

 ウエストポーチに収まってくれそうなバナナだけ買って店を出ると、目の前の車一台分しかない狭い道路を自転車に乗った高校生くらいの男子が4、5人、奇声を上げながら通り過ぎて行った。夏はもう終わりだよ。

 ぷぅわ、ぷぅわ、というオナラの音が気になって、ハンドルを左右に小刻みに振ってみたり、サドルが安定してるかジャンプするみたいにして確認したけど音の出所がどこなのか、なんだかよくわからなくなってしまった。……だからって、ほんと、私じゃないから。

 部屋の中でメンテ再開。最初から全部やり直し。汗だらだら。とにかく、変な音だけはならなくなった。そういえば、スーパーから帰る時の下り坂で、ブレーキのキィキィいう音はなくなっていたな。今度はどうだろ?


(*1)もちろん、赤兎用の1本だけです。


19:00 出発

走行時間:0:19'13
走行距離:4.01km
平均速度:12.5km/h
最高速度:26.2km/h
消費カロリー:33.2kcal
積算距離:455.0km