Adult only rock 'n' roll


 昨夜は大変夜だった。

 帰宅し、激しくなってきた雨音を聞いてベランダのブルームーン(バラ)を移動し、着替えて椅子に座った途端に停電。パソコンから発光する白い明かりが暗闇の中で一際異様に浮かび上がる。電気がつくのと同時に上司から電話がかかり、えらいことになっているので来てくれと、と。外はもう尋常ではない土砂降りになっていた。濡れてもいいような恰好にまた着替えて部屋を出た。すぐ下に止めてある車に乗り込むその1分にも満たない時間に既にかなり濡れてしまった。

 側溝から下水が溢れ出し道路はまるで湖のようだ。ワイパーが役に立たない。雷、そして突然現れる車数台。ただでさえ視界が悪いのにまだライトをつけないで走っている輩がいる。事故を起こしたいのか。他人は巻き込まないでほしい。


 職場に到着すると、なんとさっきの道路と同じような湖の中に私のデスクがあった。


 上司曰く、天井から雨が降ってきた。ぎゃふん。