漂流者もしくは、flower

ノスタルジア



 今月末は鎌倉に行くぞ!と、あちこちで宣言して、逃げられないように自分を追いつめている。

 
 ということで、長らく休んでいた映画鑑賞の始まりは、やはりジョン・カサベテス特集の最終回、『ラブ・ストリームス』からになりそうです。20時上映だから終映は22時くらいでしょうか?翌日は日曜ですし、これは宿泊先を決めておいたほうがよいかもしれません。

 
 映画のことをあれこれ考えていたら、なぜか切ないくらいにどうしようもなく、アンドレイ・タルコフスキーの『ノスタルジア』が観たくなって、どこかでやっていないもんかしらと検索してみると、「ロシア文化フェスティバル 2012 IN JAPAN 」というのがひっかかりました。

 
 http://pandorafilms.wordpress.com/tokushu/tarkovsky2012/


 
 『ローラとバイオリン』、『僕の村は戦場だった』、『アンドレイ・ルブリョフ』を除いて、あとは全てタルコフスキー特集のオールナイト上映で観ています。
 日頃「映画は娯楽だ」とゆるーく鑑賞している私ですが、タルコフスキーの作品を見ると、それは一点の曇りもなく、「映画は芸術だ」に変わってしまうのです。初めて『ノスタルジア』を見た時は、まるで美術館の中でアート鑑賞しているような錯覚に陥るほどでした。


 まだユーロスペースのHPには掲載されていないようですが、これから要チェック!

  
 ああ、一緒に見たい人がいるのですが、まず無理。
 なぜなら、愛は流れるものらしいから。注ぎ、また注がれるものであったなら。