臨戦態勢

fleurette2011-10-20



 本日は遠方からエロい方たちがやって来て飲み。

 今までは職場のそういう会ではアルコールは極力避けて過ごしてきたが、今回は、いやこれからは、どうやら逃げられそうもない。お仕事だから仕方ないと観念して、十数年ぶりに熱燗など頂いたり、酌婦になってみたり。で、飲み過ぎてトイレに篭城すること、何分だ?わからない…。

 で、オジサンというイキモノは二次会で行きつけのスナックに行くと必ずチークダンスを迫るのね。酔いに任せてそういうスケベ心を全く隠そうともしない。やれやれ、だ。

 学生の頃、姉の不在時に酔っ払ってやって来た姉の男友達らに絡まれた経験から、私は十代後半から二十代前半まで男嫌いだったので、その頃は肩に手を触れられただけでも往復ビンタしたい衝動によくかられたものだった(体が固まるくらいで、実際にビンタしたことはなくてよ)。数年前、腕を引っ張られてオジサンにダンスをもとめられた時も心の中では「げっ、セクハラ!」と思ったが、さすがに私もいい年したオバサンだったので、その時はやんわりと回避。

 が、今回またしてもそのような状況下に置かれ、正直面食らってしまった。あまりにエロい方たちなので素気なくすることもできず、諦めて即席コンパニオンに…。

 て、誰がなるかっ!

 「ワタクシのささやかな夢は愛する殿方とキッチンでダンスをすることです!まだ見ぬその殿方を差し置いて、他の殿方とは踊れません!」と、言いたいところをぐっと堪えて、笑いながら「私、踊れないですぅ〜。それに、今、踊ったら吐いてしまいそうですぅ〜」っと、二重の気持ちを込めて言ったら、敬愛する大先輩(女性)が救ってくれた。よかった〜。

 みんなアルコールが強い方たちばかりで、今後この先輩がいなくなったらと思うととても不安なのだが、アルコールの度が過ぎなければとてもいい方たちなのはわかっているので、そういう飲み会には今後も参加したいと珍しく思っている。まあ、回数が少ないことを願うのみ、だ。

 23時過ぎ、タクシーで帰宅。家には上がらず玄関に置いてある懐中電灯を取ってまた外へ。遅くなってしまったから今夜は会えないかもと、軽い頭痛とゲップに襲われながらいつものポイントへ。ダメか、と諦めて帰ろうとした時、小さい影がトコトコと寄ってきた。チャコだ。その場でドッグフードをあげて、今夜はここでバイバイ。