黄金週間

アメンボ



 直前で予約が取れ、ゴールデンウィーク前半(29、30日)は一泊二日で蓼科に行って来ました。もうちょっとのんびりしたかったのですが、暦通りの休みなのでしかたありません。途中、事故渋滞(例の高速バス事故ですね)を避けるため一般道に出たりもしましたが、黄金週間とは思えないくらいスイスイとストレスなく目的地まで行くことができ、長野って穴場なのかしら?などと思ったり。

 一日目は天気にも恵まれ、ちょうどお昼に着いた車山で信州蕎麦(柚子の風味が清涼感を増して美味!)を食べたり、女神湖でアメンボというチャリンコタイプのボート?に乗って年甲斐もなくはしゃぎまくり。本当は昼食後は美ヶ原高原まで行く予定だったのに、ビールを飲んで顔を赤らめ「チックインしたい…」と言い出し、「何じゃ、チックインって?」と思うも年長者には逆らえません。まあ、私も早起きしたりでそれなりに疲れたのでホテルにチェックインしてからは少し大人しくしていましたが、夕食後にまた盛り上がって温泉とカラオケ三昧。久しぶりのカラオケで張り切っていたのに、歌いたい歌が全然入ってなくてガッカリ。スナックみたいなところを貸し切って1時間1,050円だから「ま、こんなもんか」と諦めて、これまた久しぶりにUAの“情熱”とかドリカムの“愛するこころ”とか“天城越え”なんかを全部地声で歌ったら、「天城越えは裏声でなくちゃ!」とクレーム。自分でもちょっと驚いたんだけど出ちゃったものはしょうがない。声がデカいのも若い頃に散々腹式呼吸をやったから、もう身についちゃってる。

 二日目は朝7時に露天風呂に入って覚醒。前夜は湯船の中に菖蒲が入っていて懐かしくて鼻に押し当て匂いを嗅いだのだけど、その太い茎はふやけてて香りが殆ど飛んでしまっていた。子供のころ裏庭にあった菖蒲はもっと黄味が強い明るい緑で、風呂中に香り立って菖蒲の細長い葉を頭に結び付けたもんだけど。
 夜のバイキングが大変な混雑だったから遅めにした朝食は空いていて落ち着いてとることができた。その後はそれぞれお風呂に入ったり、売店でお土産を買ったり。職場にはピーナッツのチョコレート菓子、お酒に合うと思う。自分には小さく切ってある高野豆腐と棒葉味噌。
 チェックアウト後は、せっかく高原に来たのだからもっと高い所に行って景色を見たい!という私のリクエストが通り、車山の頂上まで行くことになった。



曇っていたけどやっぱり、来てよかった、としみじみ思った。高原、好きだな。山の尾根が広くたなびいてる雄大な景色、初めて見た。それから美ヶ原高原美術館までのビーナスラインをドライブ。延々と続く九十九折の坂道で、なんと、なんとなんと、クライマー(自転車)と遭遇!思わず車内から手を叩いて応援してしまった。3人のチーム1グループと単独が3、4人いたかな。こんな険しい坂を上ってくる人を間近で見たらちょっと感動すらする。興味ない人はどうでもいいことみたいだけど。
 ビーナスラインは堪能したし、美術館は時間がないので見ないでお買いものだけして帰ることに。お財布につけるトンボ玉のストラップとレオナルド・ダ・ヴィンチパウル・クレーのカードを購入。帰りに崖で草を食べているニホンカモシカ発見!夜10時に皆と別れ、高速をぶっ飛ばして11時30分に帰宅。

 明けて1、2日はしっかり仕事。3日は死んでて、4日はPちゃんたちと某ショッピングモールで合流しお買いもの。Yの就職祝いとクールビズ用の服を買う。困ったのは私服、ちょっとした時に着るオシャレ着だ。欲しいと思う服が、ない。気に入った服は何年でも着続けるのだけど、それもいよいよ限界が。値段は高過ぎても安すぎてもダメ、流行に左右されず着れてそれでいてポイントにちょっと個性的なデザインが施されてる服が好き。子供のころは洋服選びでよく母親を困らせた。結果、姉と妹の服は買ってきても、私の服は「好みがわからない」と、買ってきてもらえなくなったかったり、姉と妹はお揃いでワンピースを縫ってもらえたのに、違うデザインにしてもらった私の服は途中で放り投げられてしまったりした。ま、今となっちゃスッポンポンでなけりゃなんでもいいっちゃいいんだけどね。

 本日5日子供の日は、これからPちゃんたちとお出かけ。部屋の模様替えはまだまだ先になりそう。