はつたいけんぱーとつー


 あーなたにーおーんなのこーのいちばんーたいせつなー


 ものはあげないー♪(2回目)



 じゃなくて、す、か、い、ぷ、スカイプです。


 まだPちゃんが就学前だったから10年以上昔のこと。妹が海外に駐在している旅行会社の方と親しくなり(本当に家族がお世話になりました)、その方にスカイプを勧められ利用していたのです。「無料で電話できるんだよ、フルちゃんもやってみれば?」と言われましたが慎重派の私は、なせ無料で?とそのからくりが理解できず利用することはなかったのです。


 そしてそのまま年月は流れ、一昨年、パソコンを新調したことだしスカイプもだいぶ世間に浸透してきたようなので登録してみたわけですが、その頃には妹のパソコンがただのCDプレイヤーと化していたのでした。が、姪っ子のYが海外の友達とスカイプで話しているということを聞きつけ、じゃあそのうちお試しで話してね、と言ってまた月日は流れて…。


 が、それが昨夜、とうとう!ゴールデンウィークのホテルの予約をどうしようかと悩んでいた時、姪っ子がログインしてきたのでした。初めての好機にすかさずビデオ通話をクリックしますと画面いっぱいに姪っ子の顔が映り、やがて大きな笑顔に変わったのです。が、その右下に眼鏡かけた妖怪が…。うわぁあ、と慌ててウェブカメラに付箋紙をくっつけると、姪っ子も「ええ、なあに〜?」と、同じようにカメラを隠したようで画面は真っ暗に。その真っ黒な画面に向かって2、3の言葉を交わして終了。


 今回の初体験はスカイプで眼鏡妖怪を目撃しましたが、前回のような恐怖もなくものの数分で終わったのでした。なむ〜。